古典落語
薮入り
価格:¥733
しっとりと描かれた親子の情愛。
【あらすじ】
小学校を出ると年季奉公に出た時代、奉公先に住み込みが当たり前でなかなか家に帰れない。3年もたつとようやく盆と正月に数日間だけ実家に帰ることができる仕組み。明日息子が藪入りで初めて帰ってくるというので、熊さんは気もそぞろ。鰻を食わせてやろう、御大師様へ連れて行こうと一睡もしないで帰りを待っていると入り口に人の気配。「めっきりお寒くなりまして……。お父ッつぁん、おッ嬶さんにもお変わりなく」という挨拶をしたのは、まだ子供だと思っていた亀坊。さっぱりして来なと風呂に行かせて荷を片付けると紙入れから十五円という大金が……。
【聴きどころ】
初めての藪入りというので父親が眠れずにあれこれ楽しみを想像しているシーンが微笑ましく、子供が帰宅するとあまりに礼儀正しいので一転してしどろもどろになる転換が笑いと涙を誘います。子供や小僧が登場する噺も多くありますが、ただ幼く演じたのでは落語にならず、かといって大人と対等にしてしまうと鼻持ちならない生意気なガキになってしまう難しさがあります。金馬はその演出が得意でした。
【もうひと言】
現代では感情移入をしづらくなっていますが、奉公の経験を持つ観客が多かった時代には大いに受けた噺でした。金馬自身、奉公に出ていた経験があり、この場面の演出はそれを踏まえています。
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プロフィール
三代目三遊亭金馬
講釈師修行をしていた1913年に初代三遊亭圓歌にスカウトされて噺家に転身。三遊亭歌当、2代目三遊亭歌笑を経て、20年に三遊亭円洲で真打に昇進した。1926年に3代目三遊亭金馬を襲名。落語協会、芸術協会には属さず、フリーとして主に東宝名人会に出演し、多くのレコード吹き込みで人気を博した。NHK準専属などの放送でも活躍。持ちネタは、「目黒のさんま」「居酒屋」「堪忍袋」「孝行糖」などで、老若男女だれでも分かりやすい楷書のような落語と評された。釣り好き、世話好きは有名で、『浮世断語』、『江戸前つり師』などの著書もある。
本名・加藤専太郎、1894年、東京生まれ。1964年没、享年71。
このアーティストの作品(全4件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
孝行糖 |
三代目三遊亭金… | ¥733 | |
堪忍袋 |
三代目三遊亭金… | ¥733 | |
薮入り |
三代目三遊亭金… | ¥733 | |
居酒屋 |
三代目三遊亭金… | ¥733 |
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