幸せの黄色い旗・ふとももムチムチ・いじめていじめて

価格：￥733

収録時間 :: 39:25
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 36.1MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 07年12月6日
カテゴリ :: 講談・漫才

等身大の女性を主人公にした、せつない笑いを3作。

【あらすじ】
キャリア18年、周りは全員若手という逆境でバスガイドを続けている35歳の田島さんが暴挙に出る『幸せの黄色い旗』。青森から女優を目指して上京した、ふとももが異様に太い24歳のチヨさんが銀座のクラブで試練の時を迎える『ふとももムチムチ』。どうしても彼氏ができない現実を、自分の有能さのゆえと信じて寂しさを紛らわせているOLの魂の解放を謳った『いじめていじめて』。神田茜さんが得意とする、妙齢女性のせつない自虐ネタを３つまとめてお届けします。

【聴きどころ】
出囃子は、当日の共演者である上野茂都さんから捧げられた音曲「フェロモン」。自己紹介を兼ねたまくらの後は、自作の短い講談を続けざまに披露してくれます。講談とはいえ、せつなさに自虐のスパイスをまぶした独特なくすぐりが満載で客席は笑いっぱなし。神田茜さんは春風亭小朝門下の落語家でもあります。恥ずかしさが極まる独特のクライマックスや、結末に至る急転回もまた茜さんの持ち味です。

【もうひと言】
実際に銀座のクラブで働いたこともあり、講談師以前の職歴が実に多彩な神田茜さん。ひとつひとつの役作りがリアルなのも、そんなところに理由があるのでしょう。また茜さんは、驚くべきことに東京でホームレス生活を送った経験もあるのだとか。適齢期の独身女性に対する容赦のない追撃も、茜さんが語るとどこか心温まる笑いに変わるから不思議です。

[収録：2007年10月26日　Live Cafe Again（東京・武蔵小山）]

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プロフィール

神田茜

講釈師

北海道帯広市出身。地元の高校時代からソケット作りに始まり旅館の仲居、バスの洗車など数々のアルバイトを経験。川久保玲に憧れて文化服飾学院に入学のため上京した後も、30種類以上のアルバイトに従事した。実家のテレビで偶然聴いた女性講談に魅せられ、1985年二代目神田山陽門下に入門。前座名・神田ふづきで修行を積み、95年に真打昇進。以降は古典講談の形にこだわらない新作講談の創作に意欲を燃やす。2002年、春風亭小朝門下として落語協会に入会。「人前で話すのは大の苦手」と、独得のボソボソとした語り口で等身大の女性の気持ちをせつなく面白く語り、講談界に新しいジャンルを築いた。本名、安田明美。趣味は妄想、日本舞踊、俳句、短歌、パステル画。2007年8月、小説デビュー作『フェロモン』を上梓。
2010年10月、小説「花園のサル」で『新潮エンターテインメント大賞』候補作に。

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