古典落語
夢の酒
価格:¥733
入船亭扇辰ならではの秀逸なひと言
【あらすじ】
奥の部屋で昼寝をしていた商家の若旦那。何だか楽しそうな夢を見ている様子なので、目覚めてから嫁のお花が若旦那にどんな夢を見ていたのかたずねます。若旦那が言うには、夢の中で美人のご新造と酒を飲んだ後、何やら淫らがましいことをしでかしたとのこと。その話を聞いて泣き出したお花。驚いた大旦那がやってきて訳を聞くと、全ては自分の息子の見た夢の話と知り、そんなことでいちいち泣くんじゃないと嫁を叱りつけますが、結局は反対にお花に言い含められて大旦那は昼寝をして夢を見、このご新造に会って小言を言うよう頼まれてしまいます。そこで大旦那が渋々昼寝をすると……。
【聴きどころ】
『夢の酒』は小品ながら非常に難しい噺で、とりわけ狂言廻しの役のお花は難物とされています。夫の見た夢に嫉妬するという理不尽なことをしながら、それでいて嫉妬深い妻と思わせてはいけず、また若妻らしい初々しさ、かわいらしさも表現しなくてはなりません。当代の若手の中で女をやらせれば随一の扇辰師でなければ出来ないお花をこの噺では聞くことが出来ます。
【もうひと言】
『夢の酒』で大旦那は夢と現実を行き来します。その大旦那が夢から目覚める場面は秀逸です。嫁であるお花の「お父っつぁん」という台詞だけで、聞いている方は夢から現実に戻ったことが分かるのです。この「お父っつぁん」のひと言を聞くだけでもこの噺を聞く価値があります。
[収録:2009年2月8日 なかの芸能小劇場(東京・中野)]
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プロフィール
入船亭扇辰
1989年、9代目入船亭扇橋に入門、前座名は扇たつ。93年に二ツ目昇進、扇辰に改名した。2002年3月、真打ちに昇進。こっけい噺・人情噺を中心に古典落語に取り組み、端正な人物描写力には定評がある。地域落語会へも積極的に出演している。趣味はギター。「噺家らしく、噺家ぶらず、いい落語を演じていきたい」と抱負を語る。夫人は、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌でも有名な作詞家で詩人の覚和歌子さん。
本名・川越辰朗、1964年、新潟県生まれ。落語協会所属。
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試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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