古典落語
抜け雀
価格:¥733
自虐キャラの亭主と白酒師匠の関係
【あらすじ】
東海道の小田原宿です。粗末な身ぶりの若い武士が客引きに誘われて相模屋という宿に泊まります。夫婦二人で営んでいる粗末な宿で、その男の他に客はいません。この男、それから七日間も泊まって飲み食いしていて平気な顔。宿代を催促すると、一文無しであることが判明します。亭主が困りはてていると、男は自分は絵師だからといって、なかば強引についたてに雀の絵を描いて去っていったのでした。翌朝、亭主がついたてのある部屋を掃除しに行くと、不思議なことが起こります。
【聴きどころ】
要領の悪い相模屋の亭主は、みんなから軽んじられています。男が一文無しとわかると女房に「何年宿引きやってんの、わかりそうなもんでしょ」と怒られ、文無しで泊まった男にすら、もたついて「馬鹿! たわけ!」とののしられる始末。「ええそうですよ! わたし馬鹿ですよ」といいながらも孤軍奮闘する亭主。泊まった絵師に焦点が合わせられて武張った感じになりがちなことの多い噺ですが、人の良い宿の亭主の描写にウェイトがおかれて、明るく軽快に仕上がっています。白酒師匠ならではのブラックユーモアを含んだくすぐりも効いています。
【もうひと言】
五代目古今亭志ん生が発掘したといってもいいような噺のようです。志ん生、志ん朝、馬生、現在では雲助、志ん五……と続く古今亭のお家芸となっています。古今亭は不思議とこうした侍ものの雰囲気とぴったり。
[収録:2010年6月15日 内幸町ホール(東京)]
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プロフィール
桃月庵白酒
1992年、五街道雲助(六代目)に入門。前座名「はたご」を名乗る。愛嬌のある顔と滑らかな口跡で頭角を現し、95年に二つ目に昇進。「喜助」と改名する。05年に若手落語家を対象とした林家彦六賞を受賞。同年9月、真打昇進を機に三代目「桃月庵白酒」を襲名した。特に女性の艶やかさ、内に秘めた芯の強さを巧みに演じ、高い評価を得ている。得意ネタは「木乃伊取り」「臆病源兵衛」「代脈」など。また若手落語家5名による「五人廻しの会」など、多くの会に参加する一方で、自転車愛好家として寄席までサイクリングを楽しんだり、作務衣を収集するなど趣味も多彩。本名・愛甲尚人、1968年、鹿児島県生まれ。落語協会所属。
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このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
抜け雀 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
壺算 |
桃月庵白酒 | ¥550 | |
付き馬 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
替り目 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
つる |
桃月庵白酒 | ¥733 |
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