古典落語
寝床
価格:¥733
芸は身を助けない…(落語随談付き)
【あらすじ】
ある大家の旦那、義太夫の稽古に凝っています。ところがこれがたいへんなひどい声、誰も聞きたがらないような義太夫なのです。今晩はその義太夫を長屋の店子に披露する会です。ところが、店子はみんな何かと理由をつけて来たがらない。では、店の奉公人に聞かせようとしますが、これも仮病を使って聞きたがらない。奉公人茂造から誰も来ないと聞かされると、怒った旦那「長屋の者は出て行け、店の連中はクビだ!」と穏やかではありません。あわてた番頭が旦那のご機嫌をとります。いよいよ義太夫のお披露目となりますが…。
【聴きどころ】
義太夫の会を控えて上機嫌だった旦那が、茂造の言い訳を聞くうちにどんどん機嫌が悪くなっていき、番頭におだてられてまた機嫌が直っていくという、心境の変化が愉快な一席なのですが、遊雀師匠はさらに工夫を重ねています。とくに旦那と茂造はこれまであまりなかったキャラクターです。
【もうひと言】
古今亭志ん生、桂文楽、三遊亭円生……これまでも「寝床」は数々の名人上手といわれた噺家たちが個性的な演出をしてきました。現在の噺家もさまざまな味付けをしています。聞き比べが楽しい一席です。
[収録:2007年10月12日 コア石響(東京・四谷)]
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プロフィール
三遊亭遊雀
1988年に柳家権太楼へ入門、前座名は「さん太」。91年に二つ目に昇進し「三太楼」と改名した。01年9月に真打昇進。06年10月に落語芸術協会の三遊亭小遊三門下へ移籍し、これを機に「三遊亭遊雀」と名乗る。「船徳」「明烏」「初天神」など、古典落語を中心に演じている。特に「初天神」で父に飴をねだる金坊のかわいらしさ、小憎らしさには定評がある。旅と乗り物を趣味とし、落語を楽しんでもらうためなら日本のどこへでも嬉々として出かけて行く。平成18年度国立演芸場主催「花形演芸大賞」金賞受賞。本名・畠山太郎、1965年、千葉県生まれ。落語芸術協会所属。
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このアーティストの作品(全26件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
堪忍袋(平成26年版) |
三遊亭遊雀 | ¥509 | |
反対俥 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
湯屋番 |
三遊亭遊雀 | ¥733 | |
宗論 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
看板のピン |
三遊亭遊雀 | ¥550 |
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