古典落語
旅の里扶持
価格:¥733
長谷川伸作、人情噺の傑作
【あらすじ】
噺家の林屋正喬は、師匠の正蔵をしくじって江戸を飛び出し、前橋にたどり着きます。年の暮、上州はからっかぜの吹く寒さが身にしみます。その前橋で正喬は芸人夫婦、蝶々家とんぼと江戸家駒吉の世話になります。聞けば駒吉は本名をお駒といい江戸の小間物問屋の娘、とんぼはその店の出入りの職人の息子で、いい仲になって、駆け落ちしてきたのでした。生後まもない子供をかかえた二人は、今住んでいる長屋から明日には立ち退かなければならないという身の上。事情を知った正喬は、二人よりも三人の方が稼げるからと一緒に旅をすることにします。しかし本庄の安宿でとんぼは逃げ出してしまい……。
【聴きどころ】
先代(八代目)林家正蔵(彦六)師匠が演じていた、作家長谷川伸の作品です。頑固者として知られた彦六師匠にイメージが重なる、義侠心に富んだ人柄の正喬がまことに味わいがあり、苦しい旅興業の中で交わされる、お駒親子と正喬の心の通い合いは万感胸に迫るものがあります。現在は彦六一門の十八番になっていますが、春輔師匠はまるで彦六師匠が乗りうつったかのような語り口で、堪能させてくれます。
【もうひと言】
林屋正喬はのちに三代目正蔵を継ぐ、実在の人物。彦六師は「正蔵が出てくるから」と、長谷川伸から直接この噺をもらったそうです。長谷川伸は、数々の大衆文学作品、いわゆる股旅物の作者として知られています。『瞼の母』『沓掛時次郎』『一本刀土俵入り』などがよく知られています。「里扶持」は里子に出した子供の養育料のこと。
[収録:2009年3月18日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
八光亭春輔
1947年、東京都世田谷区出身。64年、8代目林家正蔵(後の彦六)の正蔵時代の最後の弟子となる。前座名は林家あとむ。69年、二つ目昇進し、2代目林家照蔵を名乗る。77年、藤間流名取となり、家元より香寿太郎の名を貰う。79年、真打昇進し、3代目八光亭春輔を襲名。93年、芸術祭賞受賞。出囃子は「喜撰」。趣味は歌舞伎、映画鑑賞。噺の後、立ち上がって寄席の踊を披露することもある。
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旅の里扶持 |
八光亭春輔 | ¥733 |
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