古典落語
藪医者
価格:¥550
患者がほし〜い
【あらすじ】
はやらない藪医者先生。あまりにも患者が来ないので考えたあげくに、奉公人の権助をサクラに使うことを思いつきます。権助に玄関前で患者の使いのふりをさせて「こちらの先生はご名医という評判で……」と大声を張り上げれば、評判が立つだろうという計画。正直な田舎者の権助は、この策略のせいで間違って患者が来たら可哀そうだと気乗りしませんが、芝居をすることになりました。「お〜頼み申しますでのう」玄関先で大声をはりあげる権助に医者は「どおれ、いずれから」と応対しますが。
【聴きどころ】
奉公人の権助にも軽くあしらわれる主人の医者。「おめえさまのところに来ると、どんな荒くれ者だって弱っちまうからなあ」と正面切って言われてしまいます。落語にはよく藪医者が登場しますが、この噺には患者すら出てこず、かなり「藪」度が高いとみえます。市馬師匠の朗らかな魅力が楽しめることはもちろんなのですが、「藪に雀」のエピソードなど、ちょっとしたところで情景を膨らませていて、巧みな演出です。
【もうひと言】
もともとは上方ネタで、「金玉医者」というかなりきわどい噺の前半であったものを、4代目小さんが独立させたとされています。「顔医者」などとも共通しています。下手な医者を藪医者というのは野巫=やぶで、呪術を用いる田舎の医者をからかったのが始めともされます。
[収録:2010年5月10日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
柳亭市馬
1961年生まれ、大分県緒方町出身。小学時代からの落語好きで高校時代に落語家を志す。1980年、柳家小さんに入門、小幸を名乗る。81年、「さん好」で二ツ目。93年、真打ちに昇進、4代目柳亭市馬を襲名。96年、国立劇場花形演芸大賞受賞。古典に取り組み、正統派の落語家として高い評価を得る、小さん最後の内弟子。ネタに関する由来やこぼれ話などに詳しく、落語関連の「雑学王」と呼ばれるほど。また、持ち前の美声で相撲甚句などを噺に入れる事も多い。本名は右藤泰幸。出囃子は「吾妻八景」。
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このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
藪医者 |
柳亭市馬 | ¥550 | |
茶の湯 |
柳亭市馬 | ¥733 | |
二番煎じ |
柳亭市馬 | ¥733 | |
厄払い |
柳亭市馬 | ¥744 | |
蒟蒻問答 |
柳亭市馬 | ¥733 |
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