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オタクが語る話は実は面白い

【あらすじ】
これは立川談笑独演会のゲストで出演した時の米粒写経の高座です。実は談笑師と米粒写経の３人は皆さん早稲田大学出身。そこで米粒写経による早大のクサし合いがはじまります。居島さんに言わせると早大は「学生の間で吸うと気持ちよくなる草を栽培するのが流行った大学」であり、「教授は女子学生にセクハラし放題の自由な校風」なのだそうです。続いて、最近の流行り言葉、ＫＹなどを紹介。しかし、ボケ役の居島一平さんの手にかかると、ＫＹは「空気読めない」ではなく「空母四隻」であり、「ＭＷＫＹＵしてＤＳ」は「ミッドウェイで空母４隻失って大ショック」となってしまいます。更に話題は結婚活動へ。そこで理想の家族として貴乃花兄弟、正蔵兄弟を揶揄し、最近の若い女性は歴史好きが多いという米粒写経ならではの強引な展開で話が進み……。

【聴きどころ】
やはり米粒写経の最大の魅力はボケの居島一平さんのエキセントリックさ。暴れ馬のように暴走する居島さんの喋りに、ツッコミのサンキュータツオさんが思い切り引きずられていく会話が爆笑を誘います。

【もうひと言】
ボケの居島一平さんの最大の魅力は「オタク」であること。オタクとは一つの専門分野を狭く深く掘り下げていく人のことです。当たり前ですが、こういう人の話は普通は全然面白くありません。何しろ話題が狭い上にマニアックすぎるのですから。ところが居島さんの手にかかると、オタクがどれほど面白い人種か思い知らされることに。とりわけ第二次世界大戦に関する居島さんのネタは爆笑ものです。

[収録：2009年3月23日　西新宿ハーモニックホール（東京）]

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