古典落語
付き馬
価格:¥733
夕べのことは、もう聞かないで。
【あらすじ】
吉原の郭が開く時分。女郎屋の若い衆がぶらぶらしている男に声をかけます。一人でも客を上げたい若い衆は、男が「今は金がないが、明日になったら金を算段する」というので、無理やり店に上げてしまいます。その晩、男はさんざん遊んだあげく、翌朝になっても若い衆を門の外に連れ回して、風呂屋に行ったり飯を食べたりとのらりくらり、金の工面に行く気配がいっこうにありません。そればかりかいつの間にか浅草まで出てきてしまったのでした。若い衆は気が気ではありません。
【聴きどころ】
この男はまったく得体が知れません。ペラペラと若い衆を煙に巻いてしまう、この男の話術が一番の聞きどころ。相手に考える隙を与えない調子のよさです。白酒師匠はとらえどころのない、なぜかどことなく品のよい男に仕上げており、クスグリも嫌味がなく、さっぱりとした、古今亭らしい噺の味わいです。後半、早桶屋(棺桶屋)と若い衆のかみ合わない会話も大いに笑えるところです。
【もうひと言】
その昔、吉原で遊んだ客の勘定が足りない時に、前の晩に客を送った馬子が家まで付いていき、代金を回収したことを「付き馬」と呼びました。馬子に代わって店の若い衆が付いていくようになっても、そのまま「付き馬」と呼ばれました。若い衆のことを別名「妓夫」といい、「ぎゅう」と読むことから「ゆうべの牛が今朝はのそのそ馬になり」などとひやかされたそうです。
[収録:2009年9月15日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
桃月庵白酒
1992年、五街道雲助(六代目)に入門。前座名「はたご」を名乗る。愛嬌のある顔と滑らかな口跡で頭角を現し、95年に二つ目に昇進。「喜助」と改名する。05年に若手落語家を対象とした林家彦六賞を受賞。同年9月、真打昇進を機に三代目「桃月庵白酒」を襲名した。特に女性の艶やかさ、内に秘めた芯の強さを巧みに演じ、高い評価を得ている。得意ネタは「木乃伊取り」「臆病源兵衛」「代脈」など。また若手落語家5名による「五人廻しの会」など、多くの会に参加する一方で、自転車愛好家として寄席までサイクリングを楽しんだり、作務衣を収集するなど趣味も多彩。本名・愛甲尚人、1968年、鹿児島県生まれ。落語協会所属。
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このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
抜け雀 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
壺算 |
桃月庵白酒 | ¥550 | |
付き馬 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
替り目 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
つる |
桃月庵白酒 | ¥733 |
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