古典落語
権助提灯
価格:¥367
女の意地でぶら提灯が行ったり来たり
【あらすじ】
さる大家の旦那は妾を囲っています。しかし本妻は出来たひとで、ある風の強い晩にこう切り出します。「むこうはばあやと二人きりで心細いでしょうから行っておあげなさい」。そうか、と旦那は家を出ます。提灯持ちの権助とともに妾の家にたどり着きますと、妾は果報が身に余るといいながらも「ここでお泊めしてはものの分からない女になってしまいます」と旦那を家に帰します。家に帰れば帰ったで、本妻は「いったんお出ししたんですから今晩は二度と入れるつもりはない」とまたまた旦那を送りだします。権助は提灯をつけたり消したり大忙し。ふたつの家を行き来する旦那と権助なのでありました。
【聴きどころ】
妾と本妻は、表面的にはやきもちを焼かないふたりの女性として描かれています。しかしお互いへの気づかいが、いつしか女の意地の張り合いへと発展していくさまは、やきもちの裏返しの感情なのかも知れません。そんな微妙な女同士の心理戦を、菊六さんはじわじわと盛り上げて笑わせます。田舎者で歯に衣着せぬ権助の、みごとな狂言回しぶりにも注目です。
【もうひと言】
江戸ではもともと権助は個人名というよりは、商家の使用人、とくに飯炊き男の総称でした。落語では田舎者の使用人として数々の噺に登場する名わき役のひとりです。当サイトでは「こんにゃく問答」などで権助の活躍をおたのしみいただけます。
[収録:2008年2月2日 コア石響(東京・四谷)]
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プロフィール
古今亭文菊(菊六改メ)
1979年、東京出身。 出囃子は「浅妻船」。 2001年に学習院大学文学部を卒業し、翌年、古今亭円菊に入門。03年より前座となり、06年に二ツ目昇進。 06年、07年、NHK新人演芸大賞本選出場。師匠と同様、心地よい声の高さとテンポで軽妙洒脱に噺を演じ、とくに展開を進めるテンポは秀逸。趣味は競馬と公園でのジョギング。
2012年9月21日真打昇進「文菊」を襲名。
このアーティストの作品(全2件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
粗忽長屋 |
古今亭文菊(菊… | ¥367 | |
権助提灯 |
古今亭文菊(菊… | ¥367 |
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