古典落語
湯屋番
価格:¥550
昼下がりの妄想
【あらすじ】
道楽者の若だんなが勘当されて出入りの職人の家に居候しています。あまりのぐうたらぶりにじゃまにされ、「奉公口があるから」と体よく追い出されてしまいます。行った先は桜湯というお湯屋(銭湯)。色気を忘れない若だんな、図々しくも番台に上がり込むのですが、期待していた女湯はからっぽで、男の客ばかり。げんなりした若だんなの妄想が始まります。「ここを女湯専門にしちゃおう。するってえとあたしに惚れる女もでてくるよ……」そこから芝居掛かりでどんどん広がっていきます。男湯の客たちは若だんなの一人芝居から目が離せません。
【聞きどころ】
二つ目鈴々舎わか馬時代の作品ですが、端正な語り口が大店の若だんなによくマッチしています。番台の上で女との逢瀬の場面を一人で演じ、それを裸の男たちが眺めているという場面はなんとも落語的なおかしさ。そんな昼下がりのお湯屋のゆったりとした雰囲気も感じられる、楽しい一席です。
【もうひとこと】
若だんなの妄想話はいろいろありますが、もっとも広く知られるのがこの噺。いくつかのサゲのパターンがあり、明治の「鼻の円遊」こと初代三遊亭円遊では、若だんなが湯銭をくすねて、女とごちそうを食べる想像をするのを主人に見つかり、「その勘定は誰がする?」「先方の(空想の)女がいたします」という図々しさです。
[収録:2010年3月16日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
柳家小せん
1974年、横浜市出身。97年、鈴々舎馬桜に入門し前座となる。2000年、二ツ目昇進。02年、北とぴあ若手演芸大賞受賞。06年、鈴々舎馬風門下に移門。10年真打昇進し、「五代目柳家小せん」を名乗る。趣味は音楽関係でギター、トランペット、パーカッションなど多才にこなす。出囃子は『スーダラ節』。
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試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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