古典落語
明烏
価格:¥733
若旦那、聖地へお参り
【あらすじ】
日本橋田所町、日向屋半兵衛の息子、時次郎は十九になりますが、身が堅すぎてお酒も飲みません。心配した父親が町内の札付き、源兵衛と太助に息子を遊びに誘ってくれと頼みます。二人は吉原の遊郭を「お稲荷様にお参り」と偽って時次郎を連れ出します。疑うことを知らない時次郎は見返り柳を「ご神木」、大門は「大鳥居」と説明されて感心しています。ところが花魁を目の当たりにして、遊郭であると気がついてしまいました。そうなると逆上して「帰ります!」の一点張り。困った源兵衛たちは、大門に見張りがいて、一人で帰る客は厳重に止められるといって、時次郎を脅します。座敷に上がっても、泣いて必死に抵抗する時次郎でした……。
【聴きどころ】
なんといってもウブな若旦那、時次郎が可愛いらしく、すれっからしの源兵衛と太助とのコントラストが笑わせます。馬石師匠の少し高めの澄んだ声が若旦那にぴったりです。脇役ながら面白いのは、客を座敷に送り出すお茶屋の女将さんです。朝方二人が甘納豆をつまむ間抜けな場面なども、雰囲気を伝えて、楽しいくだりです。
【もうひと言】
いわずとしれた郭噺の定番。なんといっても昭和の大名人・八代目桂文楽の口演が有名で、四十数年練り上げて完成させました。古今亭志ん朝が台頭するまで、ほかに演り手がないほどの十八番でした。もとは実際にあった心中事件を題材にしたものですが、前半が独立した明るい艶笑譚になりました。
[収録:2010年5月10日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
隅田川馬石
1969年、兵庫県出身。1991年、石坂浩二主宰の劇団「急旋回」に入団。93年、五街道雲助に入門、前座名「五街道わたし」を名乗る。97年、二つ目昇進し、佐助に改名。99年、北とぴあ若手落語家競演会奨励賞。2007年、四代目「隅田川馬石」で真打昇進(先代の三代目馬石は後の五代目古今亭志ん生が1930年に1カ月間だけ名乗ったもの)。同年、林家彦六賞を受賞。趣味は野球と義太夫。観ている人が時間を忘れてしまう、ロマンチックな落語を目指す。本名は村上覚。出囃子は「岸の柳」。
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このアーティストの作品(全4件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
明烏 |
隅田川馬石 | ¥733 | |
安兵衛狐 |
隅田川馬石 | ¥733 | |
夢金 |
隅田川馬石 | ¥733 | |
元犬 |
隅田川馬石 | ¥550 |
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