新作落語
昭和の笑話
価格:¥733
川柳川柳が映画テレビを語る
【あらすじ】
「ガーコン」という落語があります。戦後最大にして最高の音曲噺で、その作者であり演者であるのが川柳川柳師。川柳師はこの「ガーコン」で流行歌を取り上げながら、自身が体験した昭和文化史を語っていきます。川柳と言えばガーコンであり、ガーコンと言えば川柳というぐらい、川柳師の代名詞ともなった名作ですが、著作権の関係でこの作品の音源化は今のところ難しく、ファンをやきもきさせてきました。そこで登場したのがこの噺です。この演目では川柳師は歌の代わりに映画とテレビを題材にして昭和を語っています。こうしてとうとう「ガーコン」のあの語り口が配信されることになったのです。
【聴きどころ】
川柳師の毒はこの演目でも健在です。川柳師の手にかかれば、日本初の接吻映画の話はリアルで上品な猥談となりますし、「鞍馬天狗」について語ればそこにいきなり「人身売買」などという危ない言葉が飛び出して来たりします。危ないけれど面白い、いつに変わらぬ川柳節が爆発した一席です。
【もうひと言】
この演目の中で「この年になれば」と言っている川柳師は昭和6年生まれです。けれどもその年にしては(失礼!)信じられないほどの語りの速さ、巧みさ、そしてその現代的なセンス。この噺を聞いていると10年先、20年先の川柳師が聞いてみたくなります。
[収録:2009年7月4日 にぎわい座(横浜・桜木町)]
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プロフィール
川柳川柳
1931年生まれ。埼玉県秩父市横瀬町出身。1955年、六代目三遊亭圓生に入門、前座名「さん生」で初高座をつとめる。58年、二ツ目昇進。74年に真打昇進。当時、落語界を二分した圓生一門の落語協会脱退騒動に伴い、78年、五代目柳家小さん門下へ移籍、「川柳川柳」に改名。自他ともに認める「落語界のシルバースター」。また落語界の酒豪番付の“悪い方の”横綱であり、武勇伝は数知れない。代表作とされる「ガーコン」は漫談と軍歌でつづる太平洋戦史。ギターを弾き語りながら小話を展開する「ラ・マラゲーニャ」など、歌を絡めた新作落語を得意とする。本名は加藤利男。出囃子は『三味線ブギ』。
このアーティストの作品(全6件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
新ガーコン |
川柳川柳 | ¥733 | |
八九升 |
川柳川柳 | ¥733 | |
円丈『ろんだいえん』大討論会 |
|
¥733 | |
昭和の笑話 |
川柳川柳 | ¥733 | |
首屋 |
川柳川柳 | ¥733 |
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