古典落語
ぞろぞろ
価格:¥733
客もぞろぞろ、わらじもぞろぞろ。
【あらすじ】
浅草で小さな茶店を営む老夫婦がおりました。じいさんが近所を散歩をしてるとお稲荷さんののぼりが落ちています。じいさんはのぼりをお稲荷さんに届けてお参りし、店へと戻りました。すると途端にはげしい雨。そこへ雨を逃れたお客がやってきて、店にたった一足残ったわらじを買っていきました。これもお稲荷さんの御利益と感謝していると、すぐに別の客が来て、またしても「わらじをくれ」というのです。わらじはもうないと断わろうとしましたが、なぜかまた一足のわらじが現れました。こうして不思議なことに、一足売れるたびに、天井裏からぞろぞろとわらじが降りてくるのでした。この不思議なわらじが評判となり、茶店は大繁盛となりました。これを知った向かいの床屋がやはりお稲荷さんに商売繁盛を願ってお参りします。するとすぐさま客がやってきました。これでお客がぞろぞろくるぞと期待した床屋でしたが……。
【聴きどころ】
「お参りで御利益を求めてはいけませんよ。こうしてお参りできることを感謝する、それが本当のお参りですよ」と、茶屋のばあさんは、お参りに御利益を求めるじいさんをたしなめます。求めないこころが幸せを呼ぶ「ぞろぞろ」の圓窓師による口演は、小学四年生の国語の教科書にも載りました。こどもにも聞かせたい一席をどうぞお楽しみください。
【もうひと言】
上方由来の本作。登場するお稲荷さんは、もとは大阪の赤手拭神社であったそうですが、ここでは舞台を東京に移して太郎稲荷として口演されています。実在の太郎稲荷は、樋口一葉の名作『たけくらべ』の中で、主人公美登里が商売繁盛を願ってお参りした神社でもあります。
[収録:2008年2月24日 イースト21亭(東京・東陽町)]
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プロフィール
三遊亭円窓
1940年、東京都江東区深川生まれの豊島区育ち。1959年、八代目春風亭柳枝に入門、前座名「枝女吉」を名乗る。同年、柳枝没後、六代目三遊亭円生門下へ移り「吉生」と解明。1962年、二ツ目昇進。69年、真打昇進し、六代目三遊亭円窓を襲名。73年、ライフワーク「円窓五百噺を聴く会」をスタート(2001年ゴール)。88年、PC通信による「円窓五百噺全集」開始、97年、芝居落語「猫の忠信」で宙乗りを披露。99年、ホームページ「円窓落語大百科事典」開設。翌年、小学校の国語教科書に円窓口演による「ぞろぞろ」が載る。各地の小学校を訪問して落語を実演するほか、埋もれた噺の発掘、民話の落語化などに精力的に取り組む。現在は、低学年からの落語の授業の完全実施を目指しているとか。2006年より落語協会相談役。本名は橋本八郎。出囃子は「新曲浦島」。
このアーティストの作品(全7件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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三遊亭圓窓「ラジオの街で逢いましょうプラス1」 |
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¥367 | |
救いの腕 |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
子別れ 子は鎹(かすがい)(子別れ) |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
ぞろぞろ |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
田能久 |
三遊亭円窓 | ¥733 |
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