古典落語
船徳
価格:¥733
まわってゆれて濡れる船旅はいかが? (落語随談付き)
【あらすじ】
若旦那は勘当をくらって船宿の二階で厄介になっています。あるとき、 退屈のあまり自分も船頭として働きたいといい出します。断る親方でしたが、若旦那に泣き出され、しかたなく船頭をまかせることに。四万六千日の暑い盛り、なじみの客が船宿を訪れ、船をたのみます。船頭がいないと断る親方でしたが、運悪く昼寝している若旦那を見つけられてしまいます。お客を乗せた若旦那は意気揚揚と船を出すのですが、同じところをくるくる回ったり、石垣に船をぶつけたりする始末。ついには大桟橋を目の前に息が切れ、まったく動けなくなってしまいます。
【聴きどころ】
若旦那といえば道楽者と相場は決まっていますが、世間知らずでこどもっぽく、体力がないのもまた若旦那。遊雀師匠演ずる若旦那はことがうまく運ばないとお客さんの前であろうと泣き出したりなだめられたり、その息の切れ具合ときたら、見事なまでの虚弱体質ぶりです。若旦那ものの代表作である本話はまた、隅田川、浅草、四万六千日のお参りと、夏の江戸情緒をたっぷりたのしめるお噺でもあります。
【もうひと言】
本話で船客がお参りしようとする「四万六千日さま」とは浅草寺の縁日のことで、この日にお参りすると四万六千日分の御利益があるのだとか。いわゆる浅草のほおずき市。
〔収録:2007年7月15日 東京・文鳥舎〕
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プロフィール
三遊亭遊雀
1988年に柳家権太楼へ入門、前座名は「さん太」。91年に二つ目に昇進し「三太楼」と改名した。01年9月に真打昇進。06年10月に落語芸術協会の三遊亭小遊三門下へ移籍し、これを機に「三遊亭遊雀」と名乗る。「船徳」「明烏」「初天神」など、古典落語を中心に演じている。特に「初天神」で父に飴をねだる金坊のかわいらしさ、小憎らしさには定評がある。旅と乗り物を趣味とし、落語を楽しんでもらうためなら日本のどこへでも嬉々として出かけて行く。平成18年度国立演芸場主催「花形演芸大賞」金賞受賞。本名・畠山太郎、1965年、千葉県生まれ。落語芸術協会所属。
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このアーティストの作品(全26件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
堪忍袋(平成26年版) |
三遊亭遊雀 | ¥509 | |
反対俥 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
湯屋番 |
三遊亭遊雀 | ¥733 | |
宗論 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
看板のピン |
三遊亭遊雀 | ¥550 |
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