今を生きるための「お経」講座 第3回 （セット）

第三回 「仏教と芸能」–『百喩経』を読む−

宗教学者であり、浄土真宗の僧侶でもある釈徹宗先生の久しぶりの講座を開講！
今回は「お経」をテーマに各回ひとつのお経を取り上げ、そのお経について、その教え、また魅力についてたっぷりお話いただきます。
死生観や芸術などの社会的な分野にまで影響を与える仏教の思想が凝縮した「お経」の世界。今回は一つひとつ丹念に一緒に学んでいきます。

◆講師・釈徹宗さんより

「仏教のお経はとても面白いです。ぜひこの講座でお経の魅力を伝えたいと考えています。 仏教は、「なぜこの苦しみが発生しているのか、この苦しみを解決するにはどうしたらいいのか」という問いに、「その苦しみの原因を辿り、その根本を断たなければいけない」と考える宗教です。 お経には、そんな仏教の教えがぎゅっと詰まっています。どうぞお気軽にご参加ください。 お経の教えによって、いま抱えている苦しみを、なんとか次の歩みへとつなげていっていただければ幸いです。」


第三回
「仏教と芸能」–『百喩経』を読む−

・東日本大震災のボランティアをやって感じたこと
・『百喩経』を読む
・三重の塔の話、黒砂糖の汁を煮た話
・六根、六識について
・牛の群れを殺した話、夫婦が餅を食べて賭けをした話
・落語で『百喩経』がもとになった作品
・「物語」と「情報」の違い
・出会うともう戻れない「物語」の性質
・物語を解体する「笑い」の本質と宗教の関係
・「笑い」を嫌うキリスト教、「笑い」から始まった禅
・「笑い」をテーマにしたウンベルト・エーコ『薔薇の名前』
・「寒山拾得」や「虎渓の三笑」について
・「物語」が宗教にもたらすメリット、デメリット
・虚構である「物語」に対する向き合い方
・芸能と「宗教性」について 　等々

軽妙で優しい独特のトークが冴える釈徹宗の連続講座開講！

※ 本音源は2022年3月12日に隣町珈琲にて収録したものを編集しております。
※ 付属の資料（PDF）は音源と併せてご覧ください。

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