平山夢明の「ヤリボンこきまSHOW！」with町山智浩＆柳下毅一郎（下）

コーエン兄弟

お待たせしました、シーズン１のラスト配信の後半です。
ひきつづき、ゲストは、映画評論家の町山智浩さんと
映画評論家で特殊翻訳家の柳下毅一郎さん。

「好事魔多し！」と自戒しながら後半ステージにあがる平山さん。
会場には、京極夏彦さんと宍戸レイさん、精神科医の春日武彦先生も
患者として？平山さんを見守っていました。

まずは、前半テーマのキューブリック「アイズ・ワイド・シャット」の
タイトルの意味からウォーミング・アップ。
のっけから面白さ全開、トークのグルーブ感最大です。

で、後半のテーマは、ジョエルとイーサンのコーエン兄弟。
ありがちなクライマックスを用意しないところ、
アテが外れてドツボに嵌るのが大好物、と垂涎の平山さんなのです。

話の中心は、
「バートン・フィンク」
「ファーゴ」
「ノーカントリー」

前半の「シャイニング」といい「バートン・フィンク」といい、
「どっちも作家が書けなくて頭おかしくなる映画じゃん」と
柳下さんに突っ込まれて、原稿を催促されるツラさを語る平山さん。

町山さんと柳下さんの、映画の構造分析と目から鱗の解釈、
カンヌとアカデミーの賞の選ばれ方……。
聴きどころが満載です。

好きな映画は何遍でも繰り返し観るという平山さんですが、
好きなシーンも執拗なまでにリピートして観るんだそうです。
いかにも嬉しそうに偏愛シーンを活写再現する平山さんに
ステージも会場も大盛り上がり。
「まあ、映画はこれほど楽しいってことで……、
　映画のエラい人に話をきいてみました！」


ヤリボンこきまSHOW！も、しばらくのお別れ。
またお逢いしましょう！

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