古典落語
反対俥
価格:¥550
演者とともに疾走する
【あらすじ】
上野駅に向かう男が、汽車の発車時間に遅れそうなので、車(人力車)に乗ろうとします。見つけたのは年寄りのよぼよぼした車屋。体力がないので客が乗った車を引くだけでも一苦労。のろすぎて、他の車にどんどん抜かれてしまいます。とても間に合いそうにありません。男は威勢のいい若い車屋に乗り換えますが、今度は速すぎます。駆け出したら止まりません。ようやく土手のおかげで止まりましたが、なんと着いたのは……。上野駅にはいつ着くのでしょうか。
【聞きどころ】
年寄りで弱り切った車屋と、元気がよすぎる若い車屋の対比が面白い噺です。年寄の車屋は弱々しいくせに、けっこう図々しいところもあり、ほとんど走ってないのに車代をせがんで、男がしぶると逆ギレします。遊雀師匠ならではの演出です。一方、若い車屋はとばすことに夢中で、客のことは二の次です。サゲもナンセンスですが、演者とともに疾走する気分が噺の醍醐味です。
【もうひとこと】
鉄道博物館での収録にはふさわしい演目。もとは上方ネタ「いらちの車」。一種の明治風俗譚です。東京に人力車が登場したのは、明治八年のことといいます。関東大震災のころまで、最盛期には東京に三万台が走っていたということです。大正初期には、六代目立川談志(1888〜1952)が得意として人気を博しました。
[収録:2010年1月9日 鉄道博物館(埼玉・大宮)]
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プロフィール
三遊亭遊雀
1988年に柳家権太楼へ入門、前座名は「さん太」。91年に二つ目に昇進し「三太楼」と改名した。01年9月に真打昇進。06年10月に落語芸術協会の三遊亭小遊三門下へ移籍し、これを機に「三遊亭遊雀」と名乗る。「船徳」「明烏」「初天神」など、古典落語を中心に演じている。特に「初天神」で父に飴をねだる金坊のかわいらしさ、小憎らしさには定評がある。旅と乗り物を趣味とし、落語を楽しんでもらうためなら日本のどこへでも嬉々として出かけて行く。平成18年度国立演芸場主催「花形演芸大賞」金賞受賞。本名・畠山太郎、1965年、千葉県生まれ。落語芸術協会所属。
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このアーティストの作品(全26件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
堪忍袋(平成26年版) |
三遊亭遊雀 | ¥509 | |
反対俥 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
湯屋番 |
三遊亭遊雀 | ¥733 | |
宗論 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
看板のピン |
三遊亭遊雀 | ¥550 |
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