新作落語

少子化対策

価格：￥367

収録時間 :: 13:46
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 12.6MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 09年11月6日
カテゴリ :: 新作落語

女の女による女のための落語

【あらすじ】
少子化対策に取り組む某女性大臣が政策に行き悩み、ならば実際に自分が子どもを産むことで少子化に歯止めをかけようと目論みます。その努力の甲斐あって、某女性大臣は見事子どもを出産、わずかではありますが日本の少子化対策のために貢献を果たしました。こうして政務をまっとうした某女性大臣は意気揚々と記者会見に挑むのですが……。

【聴きどころ】
川柳つくしさんは川柳川柳のお弟子さんであり、さらに遡れば昭和の名人と言われた六代目三遊亭円生の孫弟子でもあります。噺家にとって誰の弟子であるか、どの系譜に属するかということは、その人の芸風を決定する重要なことです。もちろん弟子は師匠のコピーであってはなりませんが、師匠の持つテイストを上手に次代に伝えていかねばなりません。そういう意味で、つくしさんは正しい川柳川柳師の弟子であり、また正統な後継者と言えるでしょう。きわどい時事ネタ、下ネタを列挙しながら、それでいて下品にならずに愛らしさすら漂うのは、まさに川柳一門の芸です。

【もうひと言】
「女性には落語はできない」という意見が囁かれていたのもひと昔前のことになりました。今では多くの女流の落語家が台頭し、彼女たちはすでに「女流落語家」ではなく「落語家」として活躍しています。その中でつくしさんはそうした現状を踏まえた上で、さらにもう一歩突っ込み、女性ならではの新作落語を作り続けています。女性にしか作れない女性の落語も現代の落語の姿の一つなのです。

[収録：2009年7月4日　横浜にぎわい座（横浜・桜木町）]

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プロフィール

川柳つくし

落語家

1968年、千葉県市川市出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、出版社で辞書の編集などに携わる。寄席通いをするうち自ら落語家を志すようになり、97年、川柳川柳に入門、前座名つくしを名乗る。2000年、二つ目昇進。09年、『笑点Jr.』大喜利メンバーとなる。古典落語、自作の新作落語のほか、自ら開発したウクレレ落語、ウクレレ漫談も手がけている。趣味はウクレレ演奏、音楽鑑賞、料理、カラオケ。出囃子はビートルズ『イエロー・サブマリン』。