古典落語
七段目
価格:¥733
上方風な三味線入りの一席(解説付き)
【あらすじ】
芝居狂いの若旦那はそのことで親旦那からさんざん小言を言われたにも関わらず、二階に上がると早速一人で芝居をはじめます。それを知った親旦那は小僧の定吉を呼び、二階に行って若旦那に注意するよう言いつけますが、あいにくなことにこの定吉も大の芝居好き。若旦那に誘われ、早速二人で芝居をすることになります。演目は「忠臣蔵」の「七段目」。定吉はおかるの役をふって貰い、最初のうちは喜んで演じていますが、若旦那のほうは芝居に熱が入りすぎて、思わず本気で本物の刀を抜いて定吉に斬りかかります。もうちょっとのところで若旦那に斬られそうになった定吉は……。
【聴きどころ】
歌舞伎、とりわけ「忠臣蔵」を題材にした落語は『蔵丁稚』『中村仲蔵』『淀五郎』などかなりの数にのぼりますが、中でもこの『七段目』はもっとも笑いの多い一席です。その『七段目』を遊雀師がさらに笑い沢山に演じています。
【もうひと言】
『七段目』は今では多くの東京の噺家が演じていますが、元は上方落語で、上方で演じられる時は芝居の真似事をする場面で必ず下座の三味線が入ります。これが演出上とてもよい効果をあげるのですが、遊雀師は東京の噺家にしては珍しくやはり鳴り物入りで演じています。ラジオデイズにて好評発売中の遊雀師『ねずみ』にもやはり三味線が入っているので、興味のある方はそちらもお聞きになって下さい。
[収録:2008年10月21日 新宿住友ホール]
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プロフィール
三遊亭遊雀
1988年に柳家権太楼へ入門、前座名は「さん太」。91年に二つ目に昇進し「三太楼」と改名した。01年9月に真打昇進。06年10月に落語芸術協会の三遊亭小遊三門下へ移籍し、これを機に「三遊亭遊雀」と名乗る。「船徳」「明烏」「初天神」など、古典落語を中心に演じている。特に「初天神」で父に飴をねだる金坊のかわいらしさ、小憎らしさには定評がある。旅と乗り物を趣味とし、落語を楽しんでもらうためなら日本のどこへでも嬉々として出かけて行く。平成18年度国立演芸場主催「花形演芸大賞」金賞受賞。本名・畠山太郎、1965年、千葉県生まれ。落語芸術協会所属。
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このアーティストの作品(全26件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
堪忍袋(平成26年版) |
三遊亭遊雀 | ¥509 | |
反対俥 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
湯屋番 |
三遊亭遊雀 | ¥733 | |
宗論 |
三遊亭遊雀 | ¥550 | |
看板のピン |
三遊亭遊雀 | ¥550 |
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