古典落語
薮入り
価格:¥733
親子の情愛は今も昔も同じ(解説付き)
【あらすじ】
商家で丁稚奉公をしていた一人息子が、藪入りで3年ぶりに家に帰ってきました。両親は嬉しくて仕方がありません。息子をあちこちに連れてまわりたい父親は、とりあえず息子を銭湯へ行かせます。その間に、母親が偶然息子の財布の中身を見て仰天。何と中には十五円もの大金が入っていたのです。激しやすい父親はてっきりこの金は盗んできたものだと勘違いして、息子を責めます。泣きながら盗んでなどいないと言い張る息子に母親が訳を聞くと、実はこのお金は、と息子が金を手に入れたいきさつを語り出し……。
【聴きどころ】
志ん橋師の木訥な語り口が見事に活かされた一席です。とりわけ息子のことが可愛くて仕方がないくせに、それを上手に表すことの出来ない昔気質の父親は、ほとんど志ん橋師の実像かと思わせるほど。噺を聞き進んでいくにつれて、枕で語った「親子の情愛は今も昔も変わりはない」という言葉が身にしみてきます。
【もうひと言】
この噺の中で重要な役割を持つ「鼠の懸賞」は、明治33年に現実に東京で実施されたものです。ところが鼠に子を産ませて金儲けを企む輩が出てきたため、10年ほどで打ち切りとなりました。おかげでこの『藪入り』という噺は、古典落語としては珍しくかなり時代が限定できる一席となっています。
☆巻末に、志ん橋師匠と落語研究家・大友浩さんの楽しいトークが収録されています。ここでしか聞けない極めつけの芸談をどうぞお楽しみください。
[収録:2008年9月2日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
古今亭志ん橋
1944年、東京都墨田区江東橋出身。63年、都立第四商業高校を卒業し、69年、古今亭志ん朝に入門。72年に「志ん太」で前座になる。75年に二ツ目、82年に真打昇進し、六代目古今亭志ん橋を襲名。76年第1回国立劇場花形演芸新人賞、78年日刊飛切落語会努力賞、86年に第2回台東区浅草演芸大賞新人賞、86年文化庁芸術祭賞団体賞などを受賞。古今亭の正統派を受け継ぐさわやかな芸風と、江戸風物への深い造詣から生まれる情感は出色。とくに庶民の情愛表現の緻密さと豊かさに定評がある。出囃子は「大拍子」。
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このアーティストの作品(全4件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
薮入り |
古今亭志ん橋 | ¥733 | |
不精床 |
古今亭志ん橋 | ¥550 | |
鰻の幇間 |
古今亭志ん橋 | ¥733 | |
柳田格之進 |
古今亭志ん橋 | ¥733 |
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