古典落語
田能久
価格:¥733
孝行息子がタヌキに化けた?
【あらすじ】
田能村の久兵衛は一座をひきいて、伊予の宇和島で芝居をうっておりました。うれしいことに興行は大当たり。しかしあるとき、妻からの手紙が母親の病気を伝え、親孝行の久兵衛は、あわてて故郷の徳島へと急ぎました。途中、ある峠にさしかかったとき、ひどい雨を避けるため、久兵衛は山小屋に入ります。ウトウトしていたところへ現れたのが白髭の老人。ひとの姿をしてはおりますが、じつは恐ろしいうわばみなのでした。うわばみは久兵衛を食べようとしますが、久兵衛が「田能久」だと名乗ると、うわばみは「たぬき」と聞き間違え、食べるのをやめました。そのかわり、たぬきなら化けてみせろと久兵衛に注文をつけます。久兵衛は、機転をきかせ、役者のかつらをかぶって、小坊主や娘のすがたに変身してみせるのでした。こうしてうわばみと打ち解けた久兵衛は、いよいよその秘密を知ることとなるのです。
【聴きどころ】
円窓師によれば、昔話をルーツとする落語は、寿限無をはじめかなりあるそうで、とくに残酷なストーリーのものが多いのだとか。本作もやはり昔ばなしを元とする落語。阿波の徳島、伊予の宇和島、法華津峠、鳥坂峠など、いずれも四国に実在の地名が登場するあたりからも、どこか民話的な雰囲気を堪能できる一席です。
【もうひと言】
昔話の分類でいえば、本作は「何が一番怖い」という型に当てはまります。機転をきかせることで、化け物の一番怖いものを聞き出してこれを退治し、一方、自分が怖いと言ったものが、最終的に大きな富をもたらすというストーリーです。噺の中でうわばみと久兵衛がそれぞれ何を怖いと明かしたのかは、どうぞ本編でご確認を。
[収録:2008年2月24日 イースト21亭(東京・東陽町)]
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プロフィール
三遊亭円窓
1940年、東京都江東区深川生まれの豊島区育ち。1959年、八代目春風亭柳枝に入門、前座名「枝女吉」を名乗る。同年、柳枝没後、六代目三遊亭円生門下へ移り「吉生」と解明。1962年、二ツ目昇進。69年、真打昇進し、六代目三遊亭円窓を襲名。73年、ライフワーク「円窓五百噺を聴く会」をスタート(2001年ゴール)。88年、PC通信による「円窓五百噺全集」開始、97年、芝居落語「猫の忠信」で宙乗りを披露。99年、ホームページ「円窓落語大百科事典」開設。翌年、小学校の国語教科書に円窓口演による「ぞろぞろ」が載る。各地の小学校を訪問して落語を実演するほか、埋もれた噺の発掘、民話の落語化などに精力的に取り組む。現在は、低学年からの落語の授業の完全実施を目指しているとか。2006年より落語協会相談役。本名は橋本八郎。出囃子は「新曲浦島」。
このアーティストの作品(全7件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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三遊亭圓窓「ラジオの街で逢いましょうプラス1」 |
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¥367 | |
救いの腕 |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
子別れ 子は鎹(かすがい)(子別れ) |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
ぞろぞろ |
三遊亭円窓 | ¥733 | |
田能久 |
三遊亭円窓 | ¥733 |
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