古典落語
文七元結
価格:¥733
一時間超えの長講「文七」登場!(落語随談付き)
【あらすじ】
本所達磨横町の左官の長兵衛。腕はいいのですが博打に凝ってしまい、借金だらけになってしまいます。見かねた娘のお久が歳の暮になって吉原の佐野槌という店に駆け込み、自分の身を売って親を助けたいと申し出ます。佐野槌の女将に呼び出された長兵衛は、お久をカタに五十両を借りることになりました。来年の大晦日までに五十両を返せば、娘はお女郎にならなくてすみます。ところが帰り道に吾妻橋にさしかかると、商家の奉公人らしき若者が橋から身投げしようとしているので、長兵衛はあわてて引き留めます。わけを聞くと水戸様の屋敷で預かった五十両の金を帰り道で盗まれて、主人にあわす顔がないのだと言います。何度止めても川に飛び込もうとする若者に困りはてた長兵衛は、借りた五十両を無理やり若者に押しつけて逃げるように去ってしまいます。若者は小間物屋大宮右兵衛の奉公人で文七といいますが、じつは水戸の屋敷で碁に夢中になり金を忘れてきていたのでした。持っているはずのない五十両を持って帰ってきた文七を問いただしてみると、文七は命の恩人の名前すら聞いていませんでした。
【聴きどころ】
三遊亭圓朝作といわれる人情噺の大ネタです。聞きどころは沢山ありますが、まず佐野槌の場面。女将は、親切なだけではなく、どこか冷たく突き放したところがある人物。この女将を文左衛門師匠は丹念に見事に演じています。また零落した長兵衛が自分の運命を嘆きながら文七にお金を投げつける場面など、長さを感じさせません。
【もうひと言】
元結(もっとい)とは、髷(まげ)の根本を縛る短い紐。紙縒(こより)を膠(にかわ)で固めるなどして作られます。江戸時代には生活必需品でした。「文七元結」とは、江戸末期に流行した、細い元結のことをこう呼んだようです。
[収録:2008年3月1日 コア石響(東京・四谷)]
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プロフィール
橘家文蔵(文左衛門改メ)
1962年、東京都江戸川区小岩の生まれ。86年、橘家文蔵に入門。68年「橘家かな文」の名をもらい前座となる。90年、二つ目に昇進して「文吾」と改名。2001年「橘家文左衛門」として真打昇進。2003年からBS笑点大喜利、笑点Jr.のレギュラーメンバーを務める。2004年、彩の国落語大賞殊勲賞受賞。
2016年9月21日三代目「橘家文蔵」を襲名。
得意ネタは「からぬけ」「目薬」「勘定板」「真景累ケ淵」「道灌」。強面に大きな体でダイナミックに演じる高座は迫力満点でありながら、登場人物の性格を鮮明に浮きたたせる細やかな芸に定評がある。趣味は蕎麦打ち、キムチ製造、無駄遣い、サイクリング、たらこキューピー観賞など。 出囃子は「三下りかっこ」。
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試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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橘家文蔵(文左… | ¥733 |
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