古典落語
だくだく
価格:¥550
絵に描いた家財道具を盗むという粋な泥棒(解説付き)
【あらすじ】
店賃を溜めた八五郎、夜逃げをして新しい家に落ち着きますが、家の中には何もないので壁紙を貼って絵の上手なご隠居に家財道具を描いてもらうことにしました。どうせ絵なのだからと、八五郎はずうずうしくもご隠居に指図して、総桐の箪笥から床の間、掛軸、仏壇、大理石の時計、猫などいろいろなものを描かせ、金庫には札束までのぞかせます。八五郎が湯に行っている間にたまたまやってきたのは泥棒先生。貧乏長屋に期待はしないのですが八五郎の家を覗いて大びっくり。りっぱな家財道具を品定めすると夜忍び込もうという魂胆。夕方、酔って家に帰ってきた八五郎が高いびきで寝てしまうと、真夜中、昼間の泥棒が忍び込んできました…。
【聴きどころ】
八五郎が絵を細かく指図するところも可笑しいですが、泥棒が絵に気づいてどうやって盗むのかが眼目です。好二郎さんは“だくだく”の意味がわかるサゲまでテンポよく一気呵成に聞かせてくれます。
【もうひと言】
もともとは江戸時代からある小噺を長くしたもの。上方では『書割盗人』ですが、東京とどちらが先に作られたのかは不明のようです。
[収録:2008年1月12日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
三遊亭兼好(好二郎改め)
1970年生まれ、福島県会津若松市出身。二松学舎大学文学部卒業後、タウン誌記者などの職を転々とした。97年に初めて生の落語を聴いて「退屈だ」と思い、そこが気に入って寄席通いを始める。魚河岸勤務時代の98年、三遊亭好楽に入門。前座名は好作。2002年、二つ目に昇進し好二郎と改名。2006年「にっかん飛切落語会」若手落語家表彰努力賞受賞。翌年、同落語会で奨励賞を受賞し。2008年秋に真打昇進の予定。入門時から妻子があり、二女の父。趣味は漬物の研究(特に白菜)。本名は佐藤健司。出囃子は「紀文大尽」。
←二つ目時代に色紙を頂きました |
このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
狸札 |
三遊亭兼好(好… | ¥550 | |
時そば |
三遊亭兼好(好… | ¥550 | |
ねずみ |
三遊亭兼好(好… | ¥733 | |
月の姫 |
三遊亭兼好(好… | ¥744 | |
長屋の花見 |
三遊亭兼好(好… | ¥733 |
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