古典落語
二番煎じ
価格:¥733
聴くほどに身にしみる、冬の夜寒と鍋恋しさ(解説付き)
【あらすじ】
身の切れるような寒い夜、町内の旦那衆が“火の用心”の夜回りをしています。あまりの寒さに手を出したくないので拍子木を袂に入れて打ったり、提灯を股ぐらに挟んだり、「火の用心」の掛け声も謡いふうだったり都々逸でやったりと、みんなどこかいい加減でリーダー格の月番に叱られています。ようやくひと回りして番小屋に戻ってくると、今度はそれぞれが隠し持ってきた酒や猪肉や鍋を出して酒盛りが始まりました。そこに見回り役人の武士がやってきます。見つかっては大変とみんなは大慌てですが、月番が機転を利かせて、土瓶に入れた燗酒を煎じ薬、猪鍋をその口直しだといいます。すると武士は、自分は風邪を引いているから煎じ薬を一杯くれといい出して…。
【聴きどころ】
登場人物の多い噺ですが、鯉昇師はそれぞれのキャラクターをきっちりと演じ分けてまるで映像を見るように情景を浮かび上がらせてくれるので、噺本来の面白さを十分に楽しめます。とくに中心人物の月番と武士は見事です。
【もうひと言】
古くは専門に火の番をする“番太郎”がいたようですが、飲んだくれたり番小屋で寝てしまったりするので、町内の旦那たちが番小屋に集まって一刻(2時間)ごとに回るようになったといいます。またそれをチェックする役人も見回りに来たということです。
[収録:2007年12月14日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
瀧川鯉昇
1975年、春風亭小柳枝に入門し「柳若」となる。77年に春風亭柳昇門下となり、80年に二つ目昇進、「愛嬌」と名乗る。90年の真打昇進を機に名を「鯉昇」とし、05年「春風亭鯉昇」から「瀧川鯉昇」へ改名した。ゆったりとした独特の間に、豊かな表情ときめ細かな仕草を加えた落語で、観る者を江戸へと誘う。得意ネタに「味噌倉」「船徳」「宿屋の富」「茶の湯」「うなぎ屋」など。時にネタよりも長くなる枕は、時事の話題を独自の切り口で飄々と語って観客を魅了する。本名・山下秀雄、1953年、静岡県生まれ。落語芸術協会所属。明治大学農学部卒業。
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このアーティストの作品(全35件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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粗忽の釘 |
瀧川鯉昇 | ¥733 | |
佃祭 |
瀧川鯉昇 | ¥733 | |
鯉昇の昼寝まくら 其の十八 -合掌のとき- |
瀧川鯉昇 | ¥367 | |
鯉昇の昼寝まくら 其の十七 -噺家の年輪- |
瀧川鯉昇 | ¥367 | |
鯉昇の昼寝まくら 其の十六 -生きとし生ける- |
瀧川鯉昇 | ¥367 |
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