古典落語
芝浜
価格:¥733
人情噺の真髄を味わう名演
【あらすじ】
もう釜の蓋があかないと言われて、しぶしぶ河岸に仕入れに行った魚屋の勝五郎。女房が時刻を間違えてまだ人気のない浜で拾った革財布、取って返して数えると八十二両。友達を呼んで飲めや歌えの大騒ぎ。酔って眠りこけると女房が「買出しに行ってくれないと釜の蓋が開かない」と起こしにかかった。何を言ってる、昨日の八十二両があるじゃあないかと言えば、お前さん夢を見たんだね。女房に諭されすっかり心を入れ替えた勝公、酒を絶って働いて迎えた3年目の大晦日、女房がこれに見覚えがないかと取り出したのは八十二両が入った汚い財布……。
【聴きどころ】
三木助が高座に上がると「芝浜!」と声がかかった十八番。財布を拾ったことを夢と思い込ませる女房の芝居は夢と現実をひっくり返すという大技で、亭主だけでなく観客をもその気にさせなければならず、しっかり者の女房とお人よしの亭主をきっちり演じなければなりません。サゲ近くの夫婦の会話がもうひとつの山場です。しみじみとした情愛を表す江戸弁らしいリズムのよさに三木助の工夫がこめられています。新年を迎える噺として暮れの高座にかけられます。
【もうひとこと】
マクラにふられた広重百景の絵は「名所江戸百景 永代橋佃しま」のこと、翁の句は松尾芭蕉「野ざらし紀行」にあり、話に雅味を添えています。
芝浜の そのあしたから はやく起き 三木助
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プロフィール
三代目桂三木助
1919年に春風亭柏枝(6代柳橋)に入門。関東大震災で大阪に逃れ、2代目桂三木助門下に転ずるが、27年に柳橋一門に復し、春風亭柳昇の名で真打。50年に3代目桂三木助を襲名。NHKラジオ「とんち教室」のレギュラーで人気を得た。粋でいなせな江戸前を体現するような芸風で、「芝浜」「三井の大黒」「火事息子」「ざこ八」「時そば」などを得意とした。若いときは放浪や賭場通いを繰り返す、荒れた生活を送ったが、結婚で心機一転、芸に精進していったといわれ、その心情は「芝浜」にも映されているという。
本名・小林七郎、1902年、東京生まれ。1961年没、享年58。
このアーティストの作品(全3件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
たがや |
三代目桂三木助 | ¥733 | |
三井の大黒 |
三代目桂三木助 | ¥733 | |
芝浜 |
三代目桂三木助 | ¥733 |
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