新作落語

鉄の男

価格：￥733

収録時間 :: 44:27
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 41.7MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 07年8月10日
カテゴリ :: 新作落語

抱腹絶倒の“オタクワールド”、ここにあり！　（解説付き）

【あらすじ】
ニシザワ氏は、いわゆる“鉄ちゃん”、ウルトラディープな鉄道マニアです。妻と幼い息子の3人家族ながら、家の玄関には「遮断機」が待ち構え、床の間には「連結器」がうずくまり、ソファは「新幹線のグリーン席」という凝りよう。そんなニシザワ氏はある夜、近所の居酒屋で幼稚園時代からの“鉄オタ”同士のカゲヤマ氏とスーパーヘビー級のマニア話に花を咲かせますが、どうしたことかカゲヤマ氏、急に泣き出してしまいました。なんでも新妻のナツミさんが実家に帰ってしまったというのですが……。

【聴きどころ】
「キハ58系」「ＥＦ81」「ブローニー」「プロビア100Ｆ」など、鉄道から写真まで専門用語を駆使したマニアな会話ですが、そのやりとりにはとにかく笑わされます。噺の終盤には川柳川柳師ばりのスキャットも披露し、哀愁漂うエンディングのつくりもさすがです。

【もうひと言】
オタクの世界を語らせたら右に出るものがいない小ゑん師不朽の名作。専門用語や固有名詞の連発連打が生み出すカタルシスは、古典落語の『大工調べ』や『祇園会』の“言い立て”にも通じているのでしょう。

〔収録：2007年5月8日　東京・お江戸日本橋亭〕

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鉄の男 | ぴょこぴょこさん

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私は鉄の男ではないけれど、この噺はサイコーです。
マニアの描写がとても細かくて笑えます。

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プロフィール

柳家小ゑん

落語家

武蔵工業大学中退後、1975年に柳家小さん（五代目）に入門、柳家みのるを名乗る。同年、みの助で前座、79年に二つ目となり、小ゑんに改名。85年に8人抜きで真打昇進を果たした。日本語の言葉とリズムの面白さに取り組み、とくに川柳や雑俳などの江戸言葉あそびを多くの人に伝えている。天文分野にも造詣が深く、「科学する落語家」の異名が自慢。なんと宇宙には、「小ゑん」にちなんで97年にスミソニアン天文台から『KOEN』と命名された小惑星があるというから本物だ。得意ネタは「ぐつぐつ」「銀河の恋の物語」「すて奥」「お血脈」。
本名・富田実、 1953年、東京都生まれ。落語協会所属。

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