古典落語
壺算
価格:¥550
だまされたみたい?だましたい?
【あらすじ】
少々ぼんやりしている男。家の水瓶が割れたので新しい水瓶を買いに行くのですが、買い物がうまいという兄貴分につき合ってもらいます。兄貴はぼんやりしていそうな店員のいる店に当たりをつけ、一荷入りの水瓶を買う交渉を始めます。男は二荷入りを女房に頼まれていたのであわてますが、じつは兄貴分の計略なのでした。店員は、兄貴分の調子のよさに乗せられてしまい、三円五十銭の水瓶を三円に負けてしまいます。これを天秤棒で担いでまわりを一周してふたりは再び店を訪れ、今度は二荷入りの水瓶に取り替えさせます。本当は二荷入りは七円なのですが、強引に一荷入りの倍ということで六円に負けさせます。しかも計略はこれだけではありませんでした。
【聴きどころ】
この噺の店員のような、自信のない困惑する男を白酒師匠が演じるとハマリます。半額以下で水瓶を売ってしまったことになかなか気付かず、遠ざかっていく男たちを見送りながら「なんか商売したっていう充実感がない……」。自分のキャラを活かして、みんなを笑わせるところは師匠の思う壷でしょうか。
【もうひと言】
もとは寛延4年(1751)の上方で出版された笑話集「開口新語」といいますが、先行して中国の笑話にもあり、同様の小咄は古くから世界中にあるもののようです。なんとトルコの笑話集にもあるとのこと。「荷」は一人で担ぐことのできる単位をいいました。
[収録:2010年6月15日 内幸町ホール(東京・千代田区)]
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プロフィール
桃月庵白酒
1992年、五街道雲助(六代目)に入門。前座名「はたご」を名乗る。愛嬌のある顔と滑らかな口跡で頭角を現し、95年に二つ目に昇進。「喜助」と改名する。05年に若手落語家を対象とした林家彦六賞を受賞。同年9月、真打昇進を機に三代目「桃月庵白酒」を襲名した。特に女性の艶やかさ、内に秘めた芯の強さを巧みに演じ、高い評価を得ている。得意ネタは「木乃伊取り」「臆病源兵衛」「代脈」など。また若手落語家5名による「五人廻しの会」など、多くの会に参加する一方で、自転車愛好家として寄席までサイクリングを楽しんだり、作務衣を収集するなど趣味も多彩。本名・愛甲尚人、1968年、鹿児島県生まれ。落語協会所属。
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このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
抜け雀 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
壺算 |
桃月庵白酒 | ¥550 | |
付き馬 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
替り目 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
つる |
桃月庵白酒 | ¥733 |
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