古典落語
二十四孝
価格:¥733
“人情調”二十四孝 (落語随談付き)
【あらすじ】
乱暴者の熊。のべつ女房や母親とケンカをしています。見かねた大家が、中国の親孝行者・二十四人の行いを伝える「二十四孝」から例をとって説教します。池の氷の上にねそべって氷を溶かし継母のために鯉をとった王祥や、寒中に涙で雪を溶かし母親にタケノコを食べさせた孟宗の話などなど。孝行すれば大家が小遣いをくれることになった熊、これを機会に小遣いを稼ごうといさんで家に帰りますが、途中で会った友達にはとんちんかんな説教を始めます。
【聴きどころ】
大家が真面目に孝行者の話を語る横からちゃかす熊。「氷の上に寝そべって喜ぶのはシロクマとアザラシぐらいだ」「泣いてタケノコが出りゃ、八百屋はいらねえ」などと、まぜかえっしますが、喜多八師匠は“人情調”二十四孝と銘打っています。なんとなくあの「寅さん」を思い出します。
【もうひと言】
三遊亭系の熊はどこかはんなりしていますが、柳家系の熊は徹底して親不孝。喜多八師匠の高いテンションのぞろっぺえの口調で、親不孝ぶりが際立ちます。
〔収録:2007年6月12日 東京・文鳥舎〕
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プロフィール
柳家喜多八
学習院大学卒業後、1977年に柳家小三治に入門、前座名は「小より」。81年に二つ目となり、「小八」に改名、93年に真打昇進、喜多八と改名した。滑稽話から大作まで自在自在に操り、小三治の懐刀とも評される実力派。とぼけた、愛すべき雰囲気が持ち味だが、侍の描写など気品にあふれると評判が高い。とにもかくにも将来を嘱望される逸材の一人である。モットーは「清く、けだるく、美しく」。趣味はサイクリングに墓参、宝塚とバリエーション豊か。
本名・林寛史、1949年、東京都生まれ。落語協会所属。
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このアーティストの作品(全30件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
ラブレター |
柳家喜多八 | ¥550 | |
盃の殿様 |
柳家喜多八 | ¥733 | |
鰻の幇間 |
柳家喜多八 | ¥733 | |
百川 |
柳家喜多八 | ¥733 | |
火事息子 |
柳家喜多八 | ¥733 |
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