古典落語
夏どろ
価格:¥550
暑苦しい夜の貧乏長屋で
【あらすじ】
夏の暑い夜、泥棒が貧乏長屋に入りこみます。泥棒が忍び込んだ部屋の主からお金を取ろうと、短刀をつきつけますが、部屋の主は平然としています。それどころか「いいところに来てくれた。死にてえと思っていたんだ。さあ殺せ~」と変な具合です。この男は大工なのですが、博打にはまってしまい一文無し。生きていても仕方ないというのです。泥棒は話を聞いてあげて「命は大切にしなくちゃいけない」と諭し、男が質入れしてしまった道具箱の代金二円を自分の懐から出してやります。これで生きていけると喜ぶ男。泥棒も一件落着と思いきや……。
【聴きどころ】
せっかく仕事をしようと入ったものの、部屋の主は、泥棒からふんだくろうとする太い奴でした。ダメな泥棒は言いくるめられてしまいます。このおかしみが、夏の空気と人物の間抜けぶりをコテコテに作り上げる、一之輔さんの話しぶりで際立ちます。一之輔さんは「青菜」「あくび講釈」など、夏の噺が得意です。マクラでもさかんに暑苦しさを増幅させています。
【もうひと言】
江戸期にも、あまりに貧乏な長屋に入った泥棒が住人に同情する小咄があります。この噺でも住人が泥棒の忘れ物を教えてあげるというサゲもあります。夜になってもそよとも風の通らない長屋を舞台に、貧乏人同士のほのかな共感も感じられる、夏の江戸を彷彿とさせる一席です。
[収録:2009年7月14日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
春風亭一之輔
1978年生まれ、千葉県野田市出身。日本大学芸術学部卒業後、2001年に春風亭一朝に入門、前座名は「朝佐久」。04年、「一之輔」として二つ目昇進。二つ目ながら風格を感じさせる語り口に定評があり、これからの落語会を担うべき噺家の筆頭格。「鈴が森」など、すでに十八番と呼べるネタを持ち、会を開くと多くのファンが駆けつける。素朴な話題から繰り広げられるマクラも面白く、目の離せない存在。17年岡本マキ賞受賞。趣味は映画・芝居鑑賞、徒歩による散策、料理、喫茶店めぐりなど広範囲にわたる。2013年真打昇進。
出囃子は「戻り駕籠」。
平成22年度NHK新人演芸大賞(落語部門)受賞!
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このアーティストの作品(全5件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
薮入り |
春風亭一之輔 | ¥550 | |
夏どろ |
春風亭一之輔 | ¥550 | |
あくび指南 |
春風亭一之輔 | ¥550 | |
雛鍔 |
春風亭一之輔 | ¥367 | |
青菜 |
春風亭一之輔 | ¥367 |
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