古典落語
長命
価格:¥550
婿が早死するのはなぜ? (落語随談付き)
【あらすじ】
植木職人の八五郎が、町内のご隠居に言うには「出入り先の伊勢屋のお嬢さん、ここにくるお婿さんが次々と亡くなっちゃう。なんと三人目も亡くなって、これからその葬式の準備。どうしてなんでしょうねえ」。お嬢さんは“ふるいつきたくなるような”いい女、お店は番頭さんに任せっきり、夫婦仲はとてもいい、という八五郎の話を聞いて、ご隠居が「そりゃ亭主は短命だな」と断言しますが、八五郎にはどういうことなのかわかりません……。
【聴きどころ】
なかなか「婿の早死」の理由がわからない八五郎のドンカンぶりを白酒師匠が楽しく聞かせてくれます。ちょっとエッチな噺ですが、白酒師匠の持ち味のお色気が効いています。お嬢さんがお婿さんにご飯をよそう、手と手が触れる、前を見るといい女……、ふくよかな体つきの師匠の仕草を想像しながら聞いてみてください。
【もうひと言】
マクラの辛口の語り口には、どことなく古今亭志ん朝の語り口を思い出します。白酒師匠は五街道雲助門、その師匠は志ん朝のお兄さん・金原亭馬生です。題名は「短命」とも言いますが、縁起をかついで「長命」となっています。
〔収録:2007年6月8日 東京・Again〕
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プロフィール
桃月庵白酒
1992年、五街道雲助(六代目)に入門。前座名「はたご」を名乗る。愛嬌のある顔と滑らかな口跡で頭角を現し、95年に二つ目に昇進。「喜助」と改名する。05年に若手落語家を対象とした林家彦六賞を受賞。同年9月、真打昇進を機に三代目「桃月庵白酒」を襲名した。特に女性の艶やかさ、内に秘めた芯の強さを巧みに演じ、高い評価を得ている。得意ネタは「木乃伊取り」「臆病源兵衛」「代脈」など。また若手落語家5名による「五人廻しの会」など、多くの会に参加する一方で、自転車愛好家として寄席までサイクリングを楽しんだり、作務衣を収集するなど趣味も多彩。本名・愛甲尚人、1968年、鹿児島県生まれ。落語協会所属。
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このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
抜け雀 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
壺算 |
桃月庵白酒 | ¥550 | |
付き馬 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
替り目 |
桃月庵白酒 | ¥733 | |
つる |
桃月庵白酒 | ¥733 |
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