古典落語
青菜
価格:¥733
洒脱な語り口で、江戸の教養と言葉遊びを描いた名演
【あらすじ】
仕事が終わった植木屋を、屋敷の主人がもてなしている。植木屋が青菜のおひたしを所望すると、奥方が「鞍馬から牛若丸がいでまして、その名を九郎判官」と答え、主人は「じゃあ義経にしておけ」と返した。不思議な言葉のやりとりに、一体どういう意味かと植木屋が尋ねれば「菜は食ろうて、もうない」「じゃあよしとけ」の隠語であるという。この客人を気遣った風流に感心した植木屋は、自宅に帰って無粋な妻と客人を相手に同じ会話を試みるが…。
【聴きどころ】
教養人らしい風流な主人と、植木職人の話し方の違いを見事に演じ分けている六代目春風亭柳橋。仲間内だけで通じる隠語や符丁は粋なもの。だがそれを外者が真似をすると野暮で滑稽になるという、典型的な例を示した一席です。洒落を基軸にした文学的な作品であり、オチも一瞬「何?」と考えさせる「考えオチ」。江戸の粋な言葉遊びの世界をお楽しみください。
【もうひと言】
季節は初夏。縁側から植木を愛でる主人の発言が、細部にわたって風流です。また、噺に登場する料理にも心惹かれます。鯉のあらい、脂の乗った鰯、そして菜。江戸で菜といえば主に小松菜で、冬には漬け物、夏にはおひたしで食べました。主人が安酒の加工品である「なおし」を上方の言葉で「柳影」(やなぎかげ)と呼んでいるのも実に洒脱です。
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プロフィール
六代目春風亭柳橋
9歳で4代目春風亭柳枝に入門、11歳で柳童の名で初高座を務める。15歳で枝雀、17歳で柏枝で真打に。その後、小柳枝を経て、1927年に6代目柳橋を襲名した。このとき5代までの麗々亭を春風亭と改めた。30年に金語楼らと日本芸術協会(現在の落語芸術協会)を創立して会長となる。会長在職は74年までの44年にわたった。戦前は古典を時代に合わせて改作した「支那そば屋」「掛取り早慶戦」などを生み出した。戦後もNHKの「とんち教室」レギュラーをはじめマスコミでも活躍。ほのぼのとした芸風で親しまれ、「時そば」「長屋の花見」「天災」などこっけい話を得意とした。
本名・渡辺金太郎。1899年、東京生まれ。1979年没、享年79。
このアーティストの作品(全3件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
青菜 |
六代目春風亭柳… | ¥733 | |
時そば |
六代目春風亭柳… | ¥733 | |
花見酒 |
六代目春風亭柳… | ¥733 |
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