古典落語
弥次郎
価格:¥550
嘘つきは噺家の始まり?
【あらすじ】
「嘘」をつくのが得意な弥次郎、今日もご隠居を相手にいろいろな嘘をつきます。まずは北海道に旅行したときのこと。あまりの寒さに酒も小便も凍り、果ては火事まで凍ってしまった。それを土産にしようと細かく切って牛の背中に積んだが、帰りの船の中で溶けてしまい、牛の背中が焦げてしまった。お次は南部(岩手)の恐山での武者修行談。ひとりで山賊たちを退治し、その勢いで大いのししと格闘、これをやっつけると村の人たちに感謝され庄屋に招かれます。そこで庄屋の娘に言い寄られて逃げ出し、紀州(和歌山)の日高川を渡ると寺についた。すると娘が追ってきて……なんだかどこかで聞いたようなフレーズです。
【聴きどころ】
嘘もこれだけつきとおしてスケールが大きいと、屈託がありません。息つく間もなく次から次へと繰り出されるデタラメの数々。二ツ目鈴々舎わか馬時代の音源ですが、立て板に水のごとく言葉を繰り出し、間にタイミングよくくすぐりを入れる様子はリズム感にあふれ、まるでジャズを聞いているがごとく。楽しく聞いているうちに時間が過ぎてしまいます。小せん師匠は大の音楽好きだそうです。
【もうひと言】
もともと小咄の寄せ集めで成立したもののようで、時間の加減や、くすぐりを工夫できる噺です。どこからはじめてもどこで切ってもかまわない。冒頭の北海道のくだりは三代目小さんによるものとか。通常はいのししの場面で切ることが多いようで、今回の完全版は貴重です。後半は「娘道成寺」のパロディですが、おそらくいろいろな物語の断片が散りばめられているのでしょう。
[収録:2009年6月17日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
柳家小せん
1974年、横浜市出身。97年、鈴々舎馬桜に入門し前座となる。2000年、二ツ目昇進。02年、北とぴあ若手演芸大賞受賞。06年、鈴々舎馬風門下に移門。10年真打昇進し、「五代目柳家小せん」を名乗る。趣味は音楽関係でギター、トランペット、パーカッションなど多才にこなす。出囃子は『スーダラ節』。
このアーティストの作品(全4件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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ラジオの街で逢いましょう 三K辰文舎「文左衛門・扇辰・小せん、噺家音楽ユ… |
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¥367 | |
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