春日武彦×平川克美「無意味でいいじゃないか。」2023年9月号

恐怖やホラーの正体とは？

精神科医であり、作家でもある春日武彦さんと平川克美のシリーズ対談！
喫茶店の店主と作家でもある精神科医との日常の些細な「無意味」な出来事から、事件、災害、政変など社会や文化、文学など幅広い分野にわたる語り合い。
今回は作家・岩井志麻子さんがゲストで登場！



テーマは「恐怖」



未知の体験、不思議で理解できない出来事に出会うと人は恐怖を感じ、怯みます。
ふらっと日常生活に現れる幽霊から部屋の中に突如として現れる見知らぬ気味の悪い小さな虫、またもっと大きく借金に追われる、人から裏切られるなどなど、人生はどこにその「恐怖」が潜んでいるのか分からず、わからないが故に考えれば考えるほどさらに恐怖感が高まっていくのかもしれません。

今回は「恐怖」をテーマにホラー小説でも数々の賞を受賞しTVでも今大活躍される作家・岩井志麻子さんをお招きして語り合います。


なぜ岩井さんはホラー小説を書き続けるのか？　ホラー小説における「恐怖」とはなんなのか？　精神科医は「恐怖」をどう捉えるのか？　周りからフィアレスと言われる平川克美にとって恐いものはあるのか？
……話題はどんどん広がりそうです。


「エロくて変なオバちゃん」を自称し、全身ヒョウ柄タイツという強烈なキャラクターでTVでレギュラー出演するなど、その個性的な見た目が目立ちながら、「その迫力と書き方の斬新さ、作家としての真摯さ」と岩井さんの作品を高く評価する春日武彦さん。
今回は二人で作家・岩井志麻子さんに迫りながら、三人で「恐怖」について考えてみます。

・読者への意識よりも、自分が怖いもの・エロいと思うものを書いている
・平川克美が考える岡山出身者へのイメージ
・祖先はイケてる朝鮮通信使を追っかけていた？
・地域によって顔の雰囲気が違う
・ホラー／恐怖の種類は限りなくある
・「あるはずものがない」のと「ないはずものがある」のとではどちらが怖いか
・小説『煉獄蝶々』が書かれるまでの経緯
・華麗なる経歴を持つかつてのマネージャー・ルミちゃん
・経歴詐称をすることの怖さとバレたときの恥ずかしさ
・親が言った「帰ってきた人がおらんからわからん」ということの怖さ
・霊が見えるというルミちゃんと霊能力者のバトル
・この世の中には好きな人（嫌いな人も含む）か興味がない人しかいない

【質疑応答】
・「怖さ」は突き詰めると「笑い」につながるのか？
・岩井志麻子の作家としてのスタートについて
・ルミちゃんとの別れはどのようなものだったのか
・テイストが違う恐怖や物語を書ける理由

などなど

喫茶店の店主と作家でもある精神科医との幅広い分野にわたる語り合いをぜひお楽しみください。

※この番組は2023年9月1日に隣町珈琲にて収録しました。
※本コンテンツ内で話されている内容や人物名は全てフィクションです。

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