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ラジオの街で逢いましょう
ラジオ番組「ラジオの街で逢いましょう」
第116回 教育問題は、問題にあらず
ゲスト 鷲田清一
内田樹
パーソナリティ 平川克美 @hirakawamaru
幅広い世代に支持される2人の大学教授を迎え、教育問題や医療問題など様々な世相を論じる座談会。
無能な「二十四の瞳」の大石先生がなぜ素晴らしい教師として記憶されるのかを内田さんが解明すると、共同体の活性化にはバルネラブルな存在が必要なのだと鷲田さんが応じます。データばかりを重視する最近の医療に背を向ける、鷲田さんの主治医(90歳)の逸話も聴きどころ。煙草をくゆらし問診をするだけの町医者が、なぜガンを発見できるのか。刮目の30分です。
同日プラス1(http://www.radiodays.jp/item/show/200175)として収録した部分では、岸和田生まれの名物編集者・江弘毅さんが加わり、白熱した関西文化論が展開。
新型インフルエンザへの対応が、南北でまったく異なる大阪の怪。「あなご」のアクセントで特定できる地域性や、全国の幼稚園児を一所に集めると全員が関西弁に感染するといったトリビアもたっぷり。どうやら標準語よりも豊潤な世界を持つ関西弁ですが、その弱点を指摘する鷲田さんの言葉も意味深長です。大阪人が住む大阪と、東京人が不在の東京。宿命的な相違が明らかになります。
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