だいまりこの「ゼロから学ぶ 街場の大学」第1回 ゲスト 藤田直哉（批評家）

新海誠から考える現代社会

YouTube「未来に残したい授業」シリーズの編集者のだいまりこさんの新シリーズが隣町珈琲でスタート！
だいさんが読んだ本の中からもっと「聞きたい、話したい、考えたい」と思った著者をお招きし、徹底的に話を伺う対談イベント。
第1回は批評家の藤田直哉さんをお迎えして新著『新海誠論』について伺います。

日本映画史上歴代３位の興行収入250億円以上を記録した『君の名は。』や、世界各国で上映された『天気の子』を生んだ新海誠。”新海誠”を読解することは、現代日本を問うことである、と批評家の藤田直哉さんは語ります。
藤田さんが10月31日に刊行した『新海誠論』を通じて、「危機の時代」と言われる現状を嘆かずに肯定し、「ありえるマシな未来」を再考します。


●だいまりこのYoutubeチャンネル
「未来に残したい授業」
https://www.youtube.com/channel/UCHTiWt4evGgqnf_klyH0LcQ



・新海誠の新作『すずめの戸締り』はどうでした？
・震災を題材にしたことでの批判を作品に生かす新海誠のすごさ
・テーマとして天皇と震災というところまで踏み込む新海作品
・堀田善衛から宮崎駿、そして新海誠へ引き継がれたテーマ
・懐古的欲望とテクノロジーを肯定しようという分断を乗り越えようとする新海誠
・「鎮魂」と「励まし」を実現しようとする深海作品
・震災に対する日本人の心性と根付かない民主主義の原因
・調和という幻想を提供する装置のとしての天皇
・幻想の共同体がなき後の共同体のあり方
・物語を通してしか現実を受け取れないという現代性

［会場からの質問コーナー］
・猫の大臣は一体何者なのか？
・「セカイ系」を否定せず現実に着地させようとする新海誠
・「セカイ系」とSDGSのマインドの共通点

などなど

※ この番組は2022年11月25日に隣町珈琲にて収録しました。

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