平川克美 著者と語る　第二十四回　ゲスト　永井玲衣

なぜ私たちには「対話」が必要なのか？

隣町珈琲ブックレビュー対談 平川克美「著者と語る」第24弾開催！

今回は哲学研究者の永井玲衣さんをお迎えしご著書『水中の哲学者たち』(晶文社)についてお伺いします。

なぜ人は生きているのか？お腹は空くのか？隣の芝生は青く見えるのか？なぜ悪い事と知りながらやめられないのか？…誰しも考え、人生おいて時に思い悩む哲学的な問い。
このような生活に根ざした問いを深く掘り下げながら、世界を見つめて考えることを永井さんは「手のひらサイズの哲学」と語ります。
現在、全国の学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を重ねながら、エッセイの執筆やラジオ番組、市民メディア「Choose Life Project」などの出演もされるなど多彩な活動を続ける永井さん。

なぜ永井さんは一つのテーマを深く考える哲学対話を続けるのか？そもそも皆と深く考える哲学対話のその意味とは何か？
また永井さんの現在の活動やご自身についてなどなど、平川克美がゆっくり伺います。


・「哲学対話」って何ですか？
・「対話」をする事の意味とは？
・哲学対話で大事にしている「手のひらサイズの哲学」
・永井さんと平川さんが中学生だった時の空気の違い
・哲学対話における希望とはなにか？
・永井さんがサルトルに惹かれる理由
・哲学や文学と政治や社会運動との関係について
・平川克美の言う「小林秀雄しぐさ」とは？
・冷笑的な言葉と場の関係
・世の中に対する違和感と人の成熟について
・自分の頭で本当に考える上で必要な「他者」の存在

【質問コーナー】
・「言葉」に殺されないためにはどうしたらいいのか？
・「言葉」を信じない人と軽視する人にはどう対話するべきか
・サードプレイスでない場所での「哲学対話」はどのように？
・対話において「みんなの問題」にするには？
・身構えやすい「哲学」という言葉について

などなど

（この番組は2023年5月27日、隣町珈琲にて収録しました）

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