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小田嶋隆の100分授業 タコ足ライティング
第3時限 [ターゲット・読者](全巻セット)
価格:¥733
セット内容(単品の詳細・購入は商品名をクリック)
試聴 | タイトル | 価格 |
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第3時限 [ターゲット・読者](1/3) |
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第3時限 [ターゲット・読者](2/3) |
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第3時限 [ターゲット・読者](3/3) |
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〝だれに向けて書くのか〟 with 岡 敦 客員教授
天才コラムニスト・小田嶋隆のライティング講座は、
文章のスキルは当然として、ライティングに必要なすべての要素を伝授する全6回。
「言葉の運営について、いまいちど考えなおすという作業は、
書くのが商売の人間ばかりでなく、小学生から横町のご隠居まで
普通に生活する誰にとっても、けっして無駄にはならないはず」
毎月1回100分間の小田嶋せんせいの講座と、逸材の客員教授との45分間の対談。
* * * * * * * * * * * * *
第3時限めのテーマは、ターゲット・読者です。
1/3:
不特定多数、特定多数、不特定少数、特定少数という4つの場に向けたとき、それぞれ書き方が違います。
誰に向かって、何を書くのか。対象を考えて書くことの意味は。
読み手が誰であるかを意識して書くと、書き方そのものが自分のなかで意識化できるのではないか。
ということで、今回は宛名を明確にした手紙を書いてもらいました。
原稿や手紙など文章を書くということは、第一義的には読み手に情報なり感情なり思いなり、
何かを伝えることだという建前になっていて、小田嶋先生も、それはそのとおりとしながらも、
「文章というのは情報を運ぶ船みたいなものですから、そこにどんな情報が乗っているのか、
どう伝えるのかというのが主目的なんだけれども、私はそれは表向きの目的であって、
実際の効果あるいは福音とでも言うべきか、それは………」
「手紙という形式で書くと、べつの形式で書いた場合には出てこない、自分の内面の
かなり奥深くにある変なものが出てくる可能性がある。
自分のなかに埋もれていた感情を発掘できたときは、ちょっと成功なんですね」
2/3:
休憩をはさんで、物を書こうとする人には大いに参考になる受講生からの質問回答。
そして、あらかじめ受講生がメーリングリストに提出した「手紙」の課題をとりあげて
実践的で具体的な実習が展開されています。
手紙の宛先は、古い友人だったり、優しかったおばあちゃんだったり、思い出の土地だったり、
その多様さゆえに、文体もまた何通りもの変化を見せました。
3/3:
客員教授対談は、作家の岡 敦さん。
小田嶋せんせいとの共著が3冊もあるクリエイティブ・ディレクイターの岡康道さんの弟さんで
非常に優秀な中学生だった時代から、ちょっと踏み外した高校生だった時代から、そして
大きく道を踏み外していた(という)大学生の頃からいろいろよく知っている幼馴染でもあります。
誰もが知っているけど誰も読んでいない?本流の哲学や文学の古典を真正面から独自に
読み解いた瞠目の著書『強く生きるために読む古典』が私たちの胸を打ちます。
「言葉自体には意味なんてないわけで、結局言葉って文脈で意味が決まるじゃないですか、
言葉の塊である本だって、どういう文脈に置かれるかによって意味が違ってくる。
面白いとかつまらないとか、どういう文脈で読まれるかで違うわけです」(岡)
「なんか、敦の〝治療過程〟みたいな本だったよね、あれは(笑)」(小田嶋)
■この音源は、2014年3月20日にリアル授業を収録したものです。
■コラムがコラムであるためのスピリットと効能を知るオリエンテーションと、
第1時限、第2時限も、下記配信中!
http://www.radiodays.jp/item_set/show/718
http://www.radiodays.jp/item_set/show/719
http://www.radiodays.jp/item_set/show/728
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小田嶋隆(おだじまたかし)
1956年、東京都北区赤羽生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、味の素ゼネラルフーヅに入社したが数ヶ月で退社。その後小学校事務員見習い、ラジオ局AD、ロックバンド座付き作詞家、テクニカルライターなどの職を転々とする。
88年、コラム集『我が心はICにあらず』で人気を博してから、コンピュータ、テレビ、サッカーから学歴社会、憲法9条、資本主義まで、大小の事象に対し独自の極辛批評を展開。
現代社会への意地悪な視点と容赦ない分析力、それを爆笑とともに表現する圧倒的筆力で幅広い層の支持を集めている。
著書に『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』(共に技術評論社)、『その「正義」があぶない。』『場末の文体論』『超・反知性主義入門』(共に日経BP社)、『友だちリクエストの返事が来ない午後』(太田出版)、『ポエムに万歳! 』(新潮文庫)、『「踊り場」日本論』(岡田憲治との共著、晶文社)『ザ、コラム』(晶文社)『上を向いてアルコール』(ミシマ社)などがある。
ブログ http://takoashi.air-nifty.com/
[t] https://jp.twitter.com/tako_ashi
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岡敦(おかあつし)
1959年、東京生まれ。幼くしてポリオにかかリ、病弱な子供時代を通して読書に熱中、早熟な思想生活を送る。都立小石川高校から早稲田大学に進学。高校在学中、新左翼運動に関わったり、肉体労働の現場に転がり込むなど、起伏の多い人生を歩む。80年代にはイラストレーターとして山本寛斎のパリコレ招待状や同国内ブランドのテキスタイルデザイン、劇団第三エロチカやコント赤信号の演劇ポスターなどを手がけた。90年代以後、雑誌の編集を経て文筆家。美術関係の文章や『聞きまくり社会学』(共著、新泉社)などを執筆。CMプランナー・岡康道は実兄。
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小田嶋隆・岡康道の 「俺たちガラパゴス」第7号 |
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