「月刊中島新聞」2013-10月号 / 山崎拓さんに訊く（全巻セット）

中島岳志(北海道大学　公共政策大学院　准教授) 山崎拓(近未来政治研究会最高顧問、元自民党副総裁)

価格：￥367

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	「月刊中島新聞」2013-10月号 / 山崎…	-
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山崎拓さんに訊く

最近の大手メディアは、「わかりやすさ」と「単純化」の区別がつかなくなっています。複雑な問題を「ＹＥＳかＮＯか」「賛成か反対か」といった二分法に還元し、「スピード感」を演出することで拙速に答えを出そうとしています。

「月刊中島新聞」では、「単純化」と「スピード感」に徹底的に抗いたいと思っています。
敵を見つけバッシングし、あっという間に忘れてしまう現代に、異なる視点を導入したいと思っています。

　 * * * * *

今回のゲストは山崎拓さん。
衆議院議員を12期務め、防衛庁長官・建設大臣・自民党副総裁などを歴任した大物政治家です。

そんな山崎さんは、自民党の重鎮でありながら、現在の安倍内閣に警笛を鳴らします。
憲法改正を訴えてきた山崎さんですが、安倍内閣が進めようとしている解釈改憲には待ったをかけています。
また、米中接近やアメリカの覇権の低下などの新しい潮流の中で、日米安保のあり方を再考し、
アジアとの関係強化を模索すべきと訴えます。

番組では、山崎さんの生まれ育った環境が、アジア重視の政治姿勢へとつながるプロセスが示されました。
その中核にあるのが玄洋社。祖父・山崎和三郎は頭山満と連帯したアジア主義者でした。
そして、幼いころの片目の失明。知られざる山崎拓の本質が明らかになります。

一世を風靡したＹＫＫの成立過程についても、率直に語ってくれました。
ライバル加藤紘一との関係。小泉純一郎との出会いと別れ。
期せずして、今回の番組は90年代から00年代の日本政治の貴重な証言録ともなりました。

盛りだくさんの100分間。ぜひお聞きください！

〓〓〓以下は2013年10月31日、Ust配信時の一部アーカイブです〓〓〓

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中島岳志(なかじまたけし)

北海道大学　公共政策大学院　准教授

1975年2月16日生まれ、大阪府出身。

北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院准教授、
専門は南アジア地域研究、近代政治思想史。

著書に『中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義』『秋葉原事件加藤智大の軌跡』など多数を執筆し、
共著に森崎和江との『日本断層論―社会の矛盾を生きるために』、西部邁との『パール判決を問い直す「日本無罪論」の真相』など多数有る。

公式ブログ　http://indo.to/nakajima/
ツイッター　https://twitter.com/nakajima1975

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山崎拓(やまざきたく)

近未来政治研究会最高顧問、元自民党副総裁

1936年生れ、満州国(現：中華人民共和国)大連市出身。
元・自民党副総裁。

本名は、やまさきひらく。たまたま、同じ日に母方の祖父の山口慶八が福岡県三池郡開村で炭鉱開発に成功したため、父親に生まれてきた子の名を「開」とするよう電報を打った。父親は開拓の「拓」の字を名付け、読み仮名を炭鉱開発と満州開拓を掛けて「ひらく」とした。父方の祖父の山崎和三郎は飯塚炭鉱を経営し、玄洋社の幹部であった。

第二次世界大戦の終戦後に帰国し、福岡県福岡市で育つ。小学校3年生の時に片目を失明し、身体障害者となる。福岡教育大学附属福岡中学校、福岡県立修猷館高等学校、早稲田大学商学部卒業。朝日新聞編集委員、朝日ジャーナル編集長を務めた伊藤正孝とは、中学・高校・大学での同期で親友であった。学位は商学士(早稲田大学)。大学卒業後は大手タイヤメーカーのブリヂストンで5年間のサラリーマン生活を送る。

中選挙区時代の旧福岡１区、小選挙区の福岡２区から衆議院議員12期。官房副長官、防衛庁長官、建設大臣を歴任し、党務では国対委員長、政調会長、幹事長、副総裁を歴任した。
衆議院議員を引退後も、近未来政治研究会最高顧問として活動中。