津田大介×小田嶋隆×岡田憲治「表現の自由とデモクラシー」

「表現の不自由展・その後」のその後

2019年は「表現の自由」を考える一年でした。
あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」の中止と再開、補助金の不交付、それに続く「日本芸術文化振興会」 による「公益性」の観点から映画『宮本から君へ』の助成金の取り消し、そしてKAWASAKIしんゆり映画祭2019で出演者が訴訟を起こしていることを理由にした映画『主戦場』の上映中止騒動…今現在も「表現の自由」をめぐり行政や社会あり方が問われるような事態が起こり続けています。

今回はあいちトリエンナーレで芸樹監督を務められたジャーナリスト津田大介さんと、コラムニスト小田嶋隆さん、また隣町珈琲でもシリーズで「デモクラシーの岩床」探る対談を重ねる、政治学者岡田憲治先生3人をお呼びして、ジャーナリスト、コラムニスト、政治学の立場から広く2019年を振り返りながら、今年問われた日本社会における「表現の自由」また「民主主義」について、そして今後の社会のあり方について考えます。


・今日は津田さんを慰労する会です。
・2019年のニュースを振り返る/イチローの引退会見の質問した記者の叩かれ方の異常性
・「表現の不自由展」の再開へ向けての動きの真偽は？/論争してしまうことで論争に値する問題とされてしまうこと
・なんで津田大介は大変な地雷を踏みに行ったのか？/東浩紀さんという人物について
・「正しいことに命を張るべき」という言説の落とし穴
・なぜ今回の脅迫に警察の動きが悪かったのか
・軒並み津田さんのイベントが中止にさせている「疑心暗鬼」
・アートの世界に「政治」を持ち込むなという言説について/そもそも何かを表現するということは政治的である
・なぜ、「表現の不自由展」が再開できたのか？/再開できた意味
・今回の一件で見えてきたこと、生まれた価値やレガシー

［質問コーナー］
・今回の検証を人々に伝える予定はあるか？
・大村知事と河村市長との関係は？
・今回の一件のメディア伝え方のについて思うことは？
などなど

【お詫び】
前半10分程度音源の収録の不調で少々お聞き苦しくなっております。大変申し訳ございません。予めご了承いただきましてご購入いただきますようお願い申し上げます。

※ 本音源は2019年12月17日にスクエア荏原で収録したものを編集しております。

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