「月刊 中島新聞」2013-11月号 / 鈴木邦男さんに訊く (全巻セット）

鈴木邦男さんに訊く

最近の大手メディアは、「わかりやすさ」と「単純化」の区別がつかなくなっています。複雑な問題を「ＹＥＳかＮＯか」「賛成か反対か」といった二分法に還元し、「スピード感」を演出することで拙速に答えを出そうとしています。

「月刊 中島新聞」では、「単純化」と「スピード感」に徹底的に抗いたいと思っています。
敵を見つけバッシングし、あっという間に忘れてしまう現代に、異なる視点を導入したいと思っています。

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今回のゲストは右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男さん。
今年の11月で43年が経つ三島由紀夫事件についてお話を聞きました。

私の関心は、全共闘全盛期に、なぜ鈴木さんや森田必勝などが「右翼」という立場に惹かれていったのかという点です。
鈴木さんが入学した早稲田大学では、60年代を通じて学費値上げ反対闘争が続いていました。
この闘争が授業のストライキに発展した時、それに反発するグループから右翼学生運動団体が誕生します。

鈴木さんには、このプロセスをじっくりとお話しいただきました。
そして、そのなかからなぜ「楯の会」が誕生し、過激な「事件」が発生することになったのかをお伺いしました。

おとなしい学生だった森田必勝は、なぜ市ヶ谷で三島とともに切腹するに至ったのか。
その時、森田を学生右翼運動に引き入れた一人でもある鈴木さんは、いかなる衝撃を受けたのか。

三島事件の関係者が鬼籍に入り始めるなか、改めて「あの事件」について考えてみたいと思います。

〓〓〓以下は2013年11月13日、Ust配信時の一部アーカイブです〓〓〓
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