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ラジ街/ラジ街プラス1
ラジオの街で逢いましょう 第244回
植村八潮×津田大介「電子出版のこれから」(2/2)
価格:¥367
「紙かデジタルか」ではない。「紙とデジタルだ」
ゲスト 植村八潮(@e_gutenberg)
ホスト 津田大介(@tsuda)
アシスタント 浜菜みやこ (@hamamii)
津田大介さんと植村八潮さんの対談(2011.12.1)の後半部分です。
後半のテーマは「デジタル化の波を避けられない出版業界の未来」について語ります。
本が好きな、そして本を読むのが大好きな植村さんご自身が推し進めるのは「紙かデジタルか」ではなく「紙とデジタルだ」という考え方のようです。
どうやら電子出版というと「フォーマットはどうなるんだ」「べつに小説を画面で読みたかないよ」「紙の厚みがいいんだよ」というたしかに「そのとおり!」とたしかに納得できる後ろ向きの話題ばかり。
ですが、植村さんの主張はいたってシンプルで明瞭。
同じ土俵にのってません(笑)
また、語り口もスマートで流暢なため、そのお話につい引き込まれてしまいます。
出版業界の不況といわれますが、そもそもその「不況感」とはなにか?
その不況感のある現状の要因について植村さんと津田さんによって鮮やかな理論が展開されます。
とくに話題の津田さんのメルマガの反応から得られる手応えも。これまでも新しいメディアに取り組んできた彼の経験や失敗からメルマガを選んだ理由が語られます。
また、植村さんは、電子出版は誰でも参入できる産業にしないと意味がない。若い人たちがいろんなアイデア出し合って面白くしていくための「場」を作ろうと思い、出版デジタル機構を立ち上げたといいます。
「だいたい、今売れ筋の英会話の本って、外国人がしゃべってるCDがついた本なんだよ(笑)。これなんて電子書籍のほうが向いてるでしょ?」
ある領域では、紙よりも電子になったほうがいい、という考え方です。
またよく議論の対象となる小説、文芸はたしかに電子書籍として難しいそうです。
ですが、これまで出版のハードルが高かった書籍の企画が、電子書籍であれば実現できるというメリットがあり、そのため津田さんは著者に求められる要素は変わってくるといいます。
これはまさしく、80年代からの音楽のデジタル化によって、作曲家の求められるスキルが変わってきたのと一緒ですね。
そして、この対談のハイライトは、
植村さんが引用したアラン・ケイの言葉。
これにはとても勇気づけられます。
そう、忘れていましたが、ラジオデイズも大きな意味で電子出版ですね(笑)
この対談は非常に興味深い内容となりました。
ぜひ、お買い求めください!
番組の前半こちらでお聴き下さい!!(無料です)
http://www.radiodays.jp/item/show/200835
今後も番組へのご意見募集中。メールで「i@radimachi.jp」若しくはツイートで「@radimachi」宛へお寄せください。
《携帯電話・スマートフォン(iPhone、Xperia等)、通信機能内蔵タブレット(iPad、GALAPAGOS等)、通信機能内蔵音楽プレーヤー(iPodTouch等)等へは「ダウンロード及び保存」はできません。お手数ですがパソコンでダウンロード後、お手持ちのデバイスへ同期頂き、お楽しみください。》
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植村八潮(うえむらやしお)
1956年、千葉県生まれ。
1978年、東京電機大学工学部卒
同年、東京電機大学出版局入社。
現在、
東京電機大学出版局長、
出版デジタル機構代表幹事
などを務める。
ツイッターID:@e_gutenberg
このアーティストの作品(全2件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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ラジオの街で逢いましょう 第244回 植村八潮×津田大介「電子出版のこれから」(1/… |
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無料 | |
ラジオの街で逢いましょう 第244回 植村八潮×津田大介「電子出版のこれから」(2/… |
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¥367 |
津田大介(つだだいすけ)
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
あいちトリエンナーレ2019芸術監督(2017~2020)を務める
著書に『情報の呼吸法 (アイデアインク)』『Twitter社会論 - 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』、共著に『未来型サバイバル音楽論 - USTREAM、twitterは何を変えたのか』ほか。
公式サイト:音楽配信メモ(http://xtc.bz/)
Twitter ID:@tsuda
Ustチャンネル:http://www.ustream.tv/channel/tsudacast
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