粟根まことの「感隙トーク！」第8回（ゲスト：松永玲子）

ナイロン100℃　松永玲子さん

目映い演出、躍り、歌、鮮烈な殺陣、そして重層的な構造をもったストーリー、
いまやエンターテインメントのジャンルの一つとして語られる、劇団☆新感線。
そのなかでも特異な個性が光る、粟根まことさんの演劇トークです！
「感隙(カンゲキ)」は、観劇であり、感激であり、
そして粟根さんの感性がコダワる狭～い隙間の迷路に踏み込んでいく世界。
気の置けない演劇仲間をお招びして、適度に脱力しながら語り合います。

また本篇トークの前に、粟根さんとゲストが演じる短いお芝居がつきました。
実力派の役者二人揃っての録りおろしは、ここでしか聴けないオリジナルです。
粟根ファンはもとより、演劇ファン必聴！


◎巻頭お芝居：「大阪のオバチャン」篇＠大阪のとある商店街の外れ　
　キャスト：オバチャンA（粟根まこと）、オバチャンB（松永玲子）

第8回のゲストも前回にひきつづき、女優の松永玲子さん。
松永さん所属のナイロン100℃、自由そうに見えて、
じつはアドリブなどは禁止。そこは新感線も同じだそうです。
作風は違うけれど、よく練られた舞台なんですね。
でも、演劇の話をすると後で「一人反省会」を開くという松永さん。

ならば、藤乃野心斎橋の高座名をもつ松永さんと落語のお話を。
松永さんは大学時代、粟根さんは高校時代に落語研究会に入っていました。
「なんで落研に？」「オトコの言うがままの人生で……」
松永さんの満面の笑顔での自虐ネタに、粟根さんも爆笑です。
演劇と落語は、チームプレーと個人プレーの違い。
なんだかんだいっても、方向性は芝居の二人です。

役者仲間のPC指南役である粟根さん、お得意のパソコン話。
器用に見えて、その実何事も陰で練習を重ねる松永さんなのに、
「きみは、電脳女優と言われているけど、全然ダメだね」
って、粟根さんたら妹分には手厳しい。

●《粟根まことの演劇博士がやってきた～！》のコーナー。
大阪生まれ大阪育ちの二人が今回も大阪の話をします。
「船場あたりは埋立地だった」から始まり、粟根さんの話は
安土桃山から明治、江戸と深まっていきます。
松永さんがずっと気になっていた「幻の土地」について質問。
粟根さんは、とうとう持参の天保時代の古地図まで広げてしまいました。
どうでしょう、この生き生きとしたレクチャーぶりは！
なんというか大人カワイイ粟根さん、ファンにはたまりませんね。




※劇団☆新感線・粟根まことの感隙トーク！は、毎月第3金曜に配信します。

　　

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