平山夢明の「ヤリボンこきまSHOW！」with高野秀行（下）

国外退去とケシ栽培！

世界一陽気なホラー作家・平山夢明の、寝入りばなの悪夢のような？連続対談。
毎回、平山先生と濃くて深い交友のあるゲストをお迎えして、
ときに熱く、ときにけだるく、じっくり語らいます。
タイトルの「ヤリボン」は「ぼんやり」のアナグラムだそうです。
「聴く人にもぼんやりしてもらおう」とは平山先生の言。
なにより画期的なのは「出演者も敢えてぼんやりする！」との宣言です。



ゲストは先週にひき続き、辺境・ノンフィクション作家のの高野秀行さん。
前回の終わり近くに、高野さんインドを国外退去の話になりましたが、
後半は、その驚くべき経緯から語られていきます。
なんと高野さんは、中国から雨季のジャングルを踏み越え、
ゲリラを渡り歩きながら、ミャンマー側から陸路インドへ侵入。
テロリストか、東洋のゴルゴ13か……！
平山さんもノケゾる、この有り得ない2ヶ月間の行程と顛末は聴いてのお楽しみ。

高野さんが仲よしだったのはゲリラばかりではありません。
「ミャンマーの麻薬王クンサーとも？」
そこはちょっと違いますが、高野さんは1995年の秋にワ州に入り、
反政府ゲリラや村人と一緒に、種蒔きから収穫までのケシ栽培に従事。
その過程で、クンサーのライバル組織のボスと出会います……。
「『地球の歩き方』でも行っちゃいけないところでしょ！」

名著『アヘン王国潜入記』や『イスラム飲酒紀行』ができるまでの、
想像を絶する真実の体験、ここには書けないアブナいあれこれが
まるで四方山話のようにサラリと語られていきます。
終了後グイと親指を立てた平山さん、会心のインタビューでしたね。

このトークライブの後には、「未確認国家」に旅立った高野さん、
ホントに面白すぎ！です。




■次回、平山夢明の「ヤリボンこきまSHOW!」の配信は、10月の第2金曜からの予定です。収録は、9月13日（火）、文京シビック小ホールで行います。どうぞおたのしみに！(イベントの詳細はこちらをご参照ください)

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