湯浅誠　格差社会と「貧困」への立ち位置 III (3/4)

3. ほんとうに地方分権でだいじょうぶ？

　第一回では湯浅さんの活動家としてのモチベーションを、第二回では貧困の現実を白日の下にさらけ出した平川VS湯浅対談も、ついに今回が最終回。いよいよ「それではこれからどうするのか」という未来的局面へと向かいます。具体的な人名、政党名が飛び交う一歩踏み込んだ内容に、耳をそばだてること必至です。
　まず第1巻では貧困世帯の増加が具体的な数字を挙げて示され、アメリカ型経済に追随するだけの日本経済の危うさが浮き彫りになります。
　第2巻は、ニューエコノミーによって儲かったのはいったい誰だったのか？　そして湯浅さんの政治家デビューは○○党から？……というきわどい話題。
　第3巻ではあくまで貧困問題の現場にこだわる湯浅さんの立ち位置が明確にされ、さらに09年8月の解散総選挙の争点の一つでもある「地方分権」に関して、ある警告が発せられます。
　そして第4巻で平川さんが湯浅さんにぶつけたのが人口問題。文明史的視点と現場からの視点。真っ向から対立するふたりの意見の違いを超えて、格差社会克服への道がいかに探られるのか、聞きどころです。

1. 小泉人気とはなんだったのか
2. ニューエコノミーで儲けたひとびと
3. ほんとうに地方分権でだいじょうぶ？
4. 貧困はカネだけでは測れない

《携帯電話・スマートフォン（iPhone、Xperia等）、通信機能内蔵タブレット（iPad、GALAPAGOS等）、通信機能内蔵音楽プレーヤー（iPodTouch等）等へは「ダウンロード及び保存」はできません。お手数ですがパソコンでダウンロード後、お手持ちのデバイスへ同期頂き、お楽しみください。》