平田オリザ「ちょうどいい街をつくる２」

平田オリザ「ちょうどいい街を作る２」 街づくりに必要な「文化の自己決定能力」

品川アーティスト展のプレイベントととして行われた「品川DEEPカフェ」毎回多彩なゲストを招いて行われるこのトークイベントが今年は隣町珈琲で平田オリザさんをお招きして行われました。
今回はその講演と対談の模様をシリーズ3回に渡って配信いたします！3回目には平川克美との特別対談も配信いたします。

今回は前回に引き続き「ちょうどいい街を作る」と題して、自身が取り組まれている街づくり、またその街づくりのために必要な「文化の自己決定能力」や宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」から考える芸術性をもつ必要性など多岐にわたりこれからのあり方についてたっぷりお話いただきました。
大変貴重な講演になります。どうぞお聴きください！

・平田オリザさんのお仕事について
・宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」/農民一人ひとりが芸術的感性を持つ必要性
・芸術そのものの役割/将来の人間に向かって作る芸術という役割
・日本に起こっている「緩慢なる文化破壊」
・世界遺産は私物ではなく世界からお預かりしているもの/大阪の「文楽」補助金打ち切り騒動
・平田オリザが考える芸術の起源
・認知症における「情動療法」
・Ｉターンを阻む理由/終身雇用という近代の就業の枠組みで考える限界(社会保障のシステムの限界)
・地域の共同体が強い地域が自殺率が低いというのはウソ。
・今ヨーロッパの劇場の最大のミッションは社会的弱者の「社会包摂」
・外からの集客に頼ってしまう危うい「大阪病」/ユニバーサルスタジオジャパンとディズニーランドにみるリピーターの有無
・見られないものを見せる博覧会から人間の精神を具現化する芸術祭へ
・大阪はナイトアミューズメントの街にすべき
・八戸市、豊岡市城崎温泉、富良野の街づくりの事例からみる自分のセンスで決める「文化の自己決定能力」の大切さ
・農民が生き抜くために「芸術」の必要性を説いた宮沢賢治の先見性
などなど


※ 本音源は2018年9月9日に隣町珈琲にて収録したものを編集しております。

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