第3時限「政治と骨絡みの経済」（全巻セット）

経済と骨がらみの政治

日本が直面する「移行期的混乱」をどのようにとらえ、どのように潜り抜けたらよいのか。文明史的な難題に立ち向かうために何が必要なのかを探る100分。

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2013年7月の参院選は、自民党の圧勝、公明党、共産党も勝利、民主の歴史的大敗で終わった。日本国民は何を選択したのか。

現在の政治における問題とは何か。

政治に「即決と効率」が求められるようになったのは、それがビジネスの言葉で語られるようになったからだろう。本来は限定的であるビジネスの論理が、政治、経済だけでなく社会のあらゆる局面に瀰漫している。

その結果、多くの選挙民が、ほとんど「消費者マインド」で選挙に臨む結果になった。だから効率的かつ一枚岩的な即決性を持った政党が選ばれた。これが平川の見立てである。

グローバリズム、コーポラティズムは、世界レベルで蔓延しつつあるが、この結果、格差は拡大され、環境は破壊され、コミュニティは分断される。この動きは生態系が危機に瀕するところまで止まないだろう。

統計的な数字や、ビジネス哲学を渉猟しながら、わたしたちの社会にとって、本来必要なものは何であったのかを考える授業です。

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