「世相放談」vol.4（全巻セット）

原発再稼動って?!

テレビ、ラジオ、舞台にと、幅広く活躍される大竹まことさんと
ラジオデイズ・プロデューサーの平川克美とは一歳違いの同世代。
見てきた景色もいくぶん重なっているはずの二人が、月に一回、
世間に迎合せず歯に衣着せず、言うべきことを言う、
そんな大人の責任に裏打ちされた言いたい放題。
さて今回は、まこと、かつみに、たつるを加えた〈不良おじさんトリオ〉での
世相放談をお届けします。

まずは、前回の話を受けて、大阪のあの人の翻意についてから始まります。
原発の限定的容認って？　机上の空論てか……、今さらねえ。

それに、なにやら自民党と民主党も消費税値上げにスクラムを組み始めた。
当初は社会保障と税の一体改革だって言ってたくせに、社会保障のほうは棚上げ。
政策の整合性、一貫性を放棄するわけだから、中央もひどすぎる。

総理大臣も防衛大臣…、大臣も短いスパンでころころ替わる。
某国からの強力な指示とシナリオに従っていればよかった日本では
安全保障や国防について独自の構想をもつ人が育たなかった。
軍事問題も政治問題も同様で、中長期的な国家ビジョンが必要なのときなのに、
「植木等より無責任だよね」と大竹さん。
この一種の政治の溶解はどうなの？　経済も思想も、まさに移行期的混乱。

一方で何もかもがフラット化してきた今、平場の恐ろしさが顕在化している。
「高いポピュラリティを獲得した人が日本の梶取りをしていいなら、
　話を簡単にして感情を露わにすればいいんだとなれば、みんなそうなっちゃうよね」
権威を引きずり落とすという全共闘時代の行いを、ちょっと反省的する三人でした……。

「で、原発の再稼動、どうします？」
「福島の処理をしないで再生はできないでしょう？」
「再稼動のロジックはグローバリズム経済ベースなんだよ」
「責任て、どうとるんだよ」
「安全性の担保なんてことは原発にたいしてはぜったいに言えないことでしょう？」
「もう、これからどうなっちゃうんだろう？」
「じゃあ、予言しない？」
さて、三人の予想する、今後の日本とは？







2012年6月12日にUst配信した一部アーカイブです

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