「こころカフェ」season4 第4回―だるい・億劫―（全巻セット）

重い身体と心からの脱却

人間の深奥を探求する精神科医・名越康文先生の連続講座、season4です。

season1では、心の様相について理解を深めました。
season2では、心が作り出す様々な問題や闇(病み)と風景、メンタルヘルスの実際などを学んできました。
season3では、今期、わたしたちの心の偏り、認知の歪みを知ることによって さらなる「心の取り扱い法」を身につけていきます。


さて、第4回めのテーマは〝だるい・億劫〟です。

ダルくて、どうにも億劫でやる気が出ないときって、誰でもありますね。
それは肉体的な原因なのか、それとも精神的な理由があるのか。
こころカフェの受講生であれば、それがそんな二元論で語れないことをご存知ですが。

かつて名越先生は、或る書物の一文を読んで慄然としました。
そこには「学んだことを行わないことを病気という」と書かれていたのです。
やるべきことをやれずにいるときのわたしたちは〝病んでいる〟のでしょうか。

「『億劫だ』『面倒くさい』っていうのは、人間の本質でしょ？
　僕がこれまで出会った人は、もうほぼ全員がめんどくさがりです」

なんと１年365日のうち360日は身体のどこかにダルさを感じている
という名越先生が、この重たい身体と心から脱却する術を語ります。

「ダルさがあるときこそが、意識の三叉路なんです。
　だから、そのダルさがあるうちに、あるひとまとまりのの時間を
　何に集中するかを決めよう」

集中の世界に入る直前まで、ひとにはダルさが顕在します。
ダルさに拘るより、小さな選択と集中で人生を生ききることができれば
たしかに爽やかな日々を送れます。
ちょっとした強制感を覚えるとさらに加速するダルさ、
これに対抗する心の余地/想像性についても考えました。

後半は、だるさ・億劫さと対処するにはどうしたらよいか、
受講生の切実な質問に答えています。
心をくすませないヒントが満載です。

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■これまでの「こころカフェ」season1、season2、season3のアーカイブは、こちらです。
http://www.radiodays.jp/series/show/43


★また、リアルカフェで開かれる心理学講座「こころカフェ」を
受講したい方は、こちらから申し込んでください。
http://www.radiodays.jp/community/show_event/158
season4 第6回、2013年10月3日(木)19時～です。

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