「こころカフェ」第4回 ―孤独―

孤独の裏側にはラーハの欠乏がある

人間の深奥を探求する精神科医・名越康文先生の連続講座です。
過去や未来に思い悩んで千々に乱れる、私たちの心。
「今、ここ」を生きるために、心の取り扱い方を知りたい人は多いでしょう。
「こころカフェ」では、Dr.名越の愉しいト－クで心の様相について理解を深めながら、真摯に学んでいきます。
自分の心を正視することで何かが変わっていくでしょう。



「孤独って中毒に近いようなラインを描くんです……、妄想しているあいだは孤独はいつまでも続くけれども、誰かに会いたい、誰かに抱きしめられたい、誰かと一緒にいたいという衝動の、ほんとのピークは10分くらい。そのピークの10分をなんとかやり過ごせれば……。」

「孤独の正体っていうのは、じつは自分の心なの。自分がひとりぼっちだという現実ではなくて、自分の激しい感情そのものが、孤独の本体です。……」

トルコには、３つの時間が流れているのだそうです。
ひとつは「公」の時間、もうひとつは「私」の時間。
そして、もうひとつは「ラーハ」の時間。
ラーハとは、敢えて日本語でいうと「知的無駄話」。
名越先生は、孤独の裏にラーハの欠乏があると考えています。
第4回の「こころカフェ」は、たっぷりのラーハの時間でした。


※連続講座「こころカフェ」は、毎月第4金曜日に配信します。
第5回は9月23日。どうぞご期待ください。

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